あなたは賛成?反対?クライマックスシリーズはプロ野球を良くする?ダメにする?
- 2015/9/29
- プロ野球
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今年もCSがやってくる!
今回は「クライマックスシリーズがプロ野球に与える影響」についてみたいと思います!
クライマックスシリーズについて
まず、クライマックスシリーズ(CS)とは何かについて振り返ってみましょう。CSは2007年からセ・パ両リーグで始まった制度です。2004年からプレーオフと呼ばれるシーズン終了後のトーナメントがパ・リーグで導入されその制度をセ・リーグにも2007年から導入し、現在のCSとなりました。しかし、プレーオフからCSに移るにあたって、それまでの制度上の問題点が改善されました。
違いをまとめると以下のようになります。
CS |
プレーオフ |
|
2勝したほうがファイナルへ |
1stステージ |
2勝したほうがファイナルへ |
4勝したほうが日本シリーズへ |
ファイナルステージ |
3勝したほうが日本シリーズへ |
1位チームに1勝のアドバンテージ(08年より) |
ファイナルステージ |
1位にアドバンテージなし |
勝利チーム=CS制覇&日本シリーズ出場権 |
ファイナルステージ |
勝利チーム=リーグ優勝&日本シリーズ出場権 |
なんといっても大きな違いは最後の項目。CS、プレーオフ制覇チームの扱いです。プレーオフ時代は勝ち抜いたチームが「リーグ優勝」という記録になり、CSになってからは、制覇チームはあくまでも「CS制覇」という表彰を受けるのみです。プレーオフ制覇チームを優勝にすると、レギュラーシーズンの価値が著しく下がるため、このような改変をしたのではないかと、筆者は推測します。
CSやプレーオフのメリット・デメリット
メリット1:最後まで目が離せなくなり集客につながる
これまではシーズン終盤は首位争いでしか集客できなかったのが、それに加えてCSを本拠地で戦うための2位争い+CS進出を賭けた3位争い+CSと、集客を見込める試合がかなり増えます。消化試合が減るということはNPBにとっては良いことです。ファンも最後までチームに望みを懸けることができます。
メリット2:真剣な試合が増えるため見苦しいタイトル争いがなくなる
これまでのシーズンでは消化試合において、自チームの打者とタイトル争いをしている相手打者を全打席敬遠したりということが横行していました。消化試合が減るため、そのようなことが起きる可能性もへります。
デメリット1:レギュラーシーズンの価値が下がる
レギュラーシーズン144試合に対してCSの数試合で勝敗が決まるのはおかしいという意見です。
デメリット2:勝率5割以下でも優勝がある
勝率5割以下でも3位にさえ食い込めば、日本一のチャンスがあります。
以上、メリットとデメリットをまとめてみました。
皆さんはどう思いますか?
もちろんリーグ優勝チームが有利な設定であるCSでは2位、3位チームが日本一まで上り詰めるのは稀なケースかもしれませんが、そもそも2位や3位にそのようなチャンスがあることが、長期的にみてプロ野球の醍醐味、おもしろさにどう影響するのか、皆さんはどう思いますでしょうか??
私は個人的には10.8決戦のような熱い優勝争いを、もう一度見てみたいと思っています!
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