家族とともに成長しプロの世界へ!ホークスの未来を担う154キロ剛腕サウスポー 古谷優人

  • 2017/7/25
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勝負の世界で活躍した父を持つ、妹思いの心優しき兄

福岡ソフトバンクホークスの2016年ドラフト2位ルーキー、古谷優人投手。左腕から繰り出す150キロ以上の速球を武器に、3軍戦などで徐々に結果を出し始めるなど、近い将来の1軍デビューも有力視されます。

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甲子園には届かなかったものの、大器の片鱗を見せた高校時代

北海道の中川郡で育った古谷投手。小・中学校時代は軟式野球部に所属し、その後進学した江陵高校時代では、1年時から試合に出場3年夏に北北海道大会の2回戦で154キロを計測するなど、エースとしてチームをベスト4にまで導きました。残念ながら甲子園には縁がなかったものの、その潜在能力を評価した福岡ソフトバンクホークスにドラフト2位で指名されました。

 

武器は150キロを超える豪速球!将来はメジャーで活躍したあの投手のように

古谷投手最大の魅力は、なんといってもMAX154キロを計測したその剛速球。左腕で150キロを出す投手はプロ野球でも珍しいですが、今後のフィジカルトレーニング次第でさらなる球速アップが期待できます。

現在は速球に加えて、鋭く横に曲がるスライダーのコンビネーションで打者を打ち取るスタイルですが、カーブ・チェンジアップについても現在習得中とのこと。また、2017年4月16日に行われたソフトバンク3軍と独立リーグの交流試合ではツーシームを投げたのではないかとの情報もあります。タイプとしてはヤクルトスワローズやドジャースで活躍した石井 一久投手と似ているタイプと言えるでしょう。このまま順調に成長してほしいですね。

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家族とともに成長。闘争心と優しさ、そして覚悟

2017年5月24日現在、3軍で体力づくりを中心としたメニューに取り組みながら、時折独立リーグとの交流試合に登板する古谷投手。4月2日のデビュー戦ではいきなり151キロを計測し、2回を1安打無失点に抑えるなど、大器の片鱗を見せています。

そんな高卒ルーキーらしからぬ勝負度胸のルーツは、10年間に渡って北海道・ばんえい競馬の騎手として活躍した父・輝紀さんにあるでしょう。通算200勝以上を挙げた実績を持ち、古谷投手にも幼少時から「逃げるな」と言う言葉を掛け続けたことが、マウンド度胸に繋がっているのかもしれません。

父親譲りの勝負師としての血が流れ、今後の活躍が期待される古谷投手。絶対に活躍するという強い覚悟があります。妹のみりあちゃんは先天性サイトメガロウイルス感染症による小児脳梗塞によって左半身のまひや言語障害が残っています。

「ここまで来られたのは妹のおかげ。妹という存在があったから、人間的に成長できた。投げるときは一番に福岡へ呼びたい」

みりあちゃんの笑顔のため、練習に励み試合に挑んできた古谷投手。プロの世界でもその気持ちは変わりません。古谷選手には1日も早く1流選手の仲間入りをするべく、これからも練習に励みます。

 

古谷投手の1軍デビューはいつごろ?早い時期の1軍デビューの可能性も

1・2軍共に実績十分な投手が揃うホークスでは、すぐに1軍の戦力として起用されることはないと思われます。近年の高卒ドラフト1位ルーキー投手の例から推測すると、以下の通りです。

  • 武田翔太(2011年ドラフト1位)
    1年目からウエスタン・リーグで6月10日から登板3試合15イニングで防御率1.80と好投し、同年7月7日に一軍へ昇格。同日の北海道日本ハムファイターズ戦でプロ初登板初先発を果たしました。
  • 松本裕樹(2014年ドラフト1位)
    1年目は2軍でも登板なしも、2年目はウエスタンリーグで好投を重ね、9月30日の東北楽天ゴールデンイーグルス戦にて中継ぎでの1軍デビューを果たしました。
  • 高橋純平(2015年ドラフト1位)
    1年目は2軍で防業率2点台と好投を重ね、2年目の2016年4月14日にオリックスバファローズ戦で1軍デビュー。3回で5奪三振を奪いました。

武田投手はその後徐々に1軍に定着し、4年目には13勝を挙げるなど、大きく躍進しました。古谷投手も順調に成長すれば2年目に1軍デビュー、3年後には立派なローテーション投手へ、という道が見えてきます。

今後の成長・活躍が楽しみな古谷投手。今から要チェックです!

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斎藤孝博ライター

投稿者プロフィール

プロ野球記事を中心に執筆しています。
バックパッカーとして世界を放浪していた経験があり、キューバやドミニカ共和国の子供に野球を教えていました。


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