伝説の打撃コーチが甲子園制覇を目指すなかで伝えたかった『成功するための7ヶ条』

伝説の天才打撃コーチ

藤原、落合、イチロー、小久保、田口、福浦といった名選手を育てた高畠導宏。

敵ベンチに盗聴器までつけて戦った諜報野球全盛時代のプロ野球。その中で生きた高畠氏は、投手の手首の腱に出るシワやグラブの微妙な角度から球種を読みとる天才でした。

独特の練習法を編み出し7球団で打撃コーチとして手腕を発揮し、そして更に50代にプロのコーチの座を捨て、通信教育で教員免許を取り、社会科教師として教壇に上がり甲子園制覇を目指しました。

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「コーチの仕事はおだてること」

投手がボールをリリースするところからスタートして打者のミートポイントまでの距離はわずか約15メートルほど。

ボールは0.4秒前後でくる。しかも、その間に沈んだり左右に動いたり。

そしてボール球は見逃し、ストライクは打たなければならなりません。一瞬で決まるプロ野球の世界。

「選手が身体が覚えてしまっている欠点を直そうとしたって、簡単に直るものではありません。ああだこうだ、とコーチが言ったって直らないんです。コーチも直らないことがわかっていて、パフォーマンスでやっているだけですよ。自分は仕事をしているということを、上にアピールしたいですからね。

だから長所を伸ばすんです。欠点を直すのではなく、その選手がほかの選手より優れているところを伸ばすことが重要なんです。」

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59歳にして高校教師に

「若い子達に将来に向かって生きる力を与える、そんな存在になりたい。頑張れば何事もやれるという事を教えてやりたい。」

「高校日本一が人生の最終目標になってはいけない」

「いい選手である前に、いい人間であって欲しい」

高給をなげうって未知なる世界に転身。プロ野球の経験者は教師になっても2年間は高校野球の指導が禁止されていたという事で、その2年が経つのを心待ちにしていた彼を病魔が襲います。

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