球史に残る劇的決着!甲子園決勝のサヨナラゲームを振り返る

  • 2016/4/27
  • 球史に残る劇的決着!甲子園決勝のサヨナラゲームを振り返る はコメントを受け付けていません。






栄冠を手にするのはたった一校

延長11回裏サヨナラゲームで智辯学園が高松商業を破り、幕を閉じた2016年センバツ決勝。そこで過去にあった劇的なサヨナラゲームを紹介したいと思います。

スポンサードリンク


 

1977年 センバツ 決勝 東洋大姫路 4×-1 東邦 (延長11回)

夏の甲子園、史上唯一のサヨナラホームラン

東洋大姫路は後に阪急ブレーブスへ入団する松本正志投手、東邦は甘いマスクの1年生エース「バンビ」坂本佳一投手が登板。注目投手同士の投げ合いとなりました。

東邦が2回表に古川選手のタイムリーで先制するも、4回ウラに東洋大姫路が追いつきます。その後は両エースが粘りのピッチングを見せ、試合は1-1のまま延長へと進みました。

そして10回裏。東洋大姫路はヒットとバントで1アウト2塁のチャンスを作ります。東邦バッテリーは3番の松本選手を敬遠し、東洋大姫路の「4番・キャッチャー・主将」の安井選手との勝負を選びました。この日、安井選手は1回と3回の2度のチャンスに凡退していました。

カウント1-3からの5球目。「バンビ」坂本投手のこの試合158球目をフルスイングすると、安井選手の打球はライトのラッキーゾーンに飛び込むサヨナラ3ランホームランとなりました。

 

1973年 夏の甲子園 決勝 広島商 3×ー2 静岡

サヨナラスリーバントスクイズで決着

センバツ準決勝で江川卓投手擁する作新学院を撃破し、準優勝。この夏も決勝まで勝ち進んできた広島商業と後にプロに進む植松外野手を中心に決勝まで勝ち進んできた静岡高校の対戦となりました。

1回裏、広島商業が2点を先制。6回表に静岡が1点を返し、さらに8回、植松選手の長打、水野選手の犠牲フライで同点に追いつきます。

そして運命の9回裏。広島商の先頭打者 楠原選手が内野安打で出塁。さらに、四球と犠牲バントで1死1.3塁とサヨナラのチャンスを作ります。

静岡ベンチは満塁策を取り、1死満塁となります。打者は大利選手。大利選手はスクイズすると見せかけるなど、静岡の秋本投手を揺さぶります。カウント2-2。5球目に大利選手が3塁前にスクイズ!3塁走者が還りサヨナラで広島商業が3年ぶり5回目の夏の全国優勝を果たしました。

スポンサードリンク


 

1989年 センバツ 決勝 東邦 3×-2 上宮 (延長11回)

運命のランダウンプレー

前年の準優勝メンバーの中心であった山田喜久夫投手と原浩高選手のバッテリー擁する東邦(愛知)と、後にプロ入りし活躍を見せる元木大介選手、種田仁選手、小野寺在二郎選手、宮田正直選手が揃う上宮(大阪)の前評判が高いチーム同士の対戦となりました。

1対1で迎えた延長10回表、上宮は2死1塁から元木選手が左前安打で、2死1.2塁とし、5番の岡田浩一選手がサード強襲のヒットを放ち、上宮が2-1で勝ち越します。

延長10回裏、宮田投手は先頭打者の村上選手に死球を与えますが、続く安井選手が意表をついたはずの強攻策が裏目に出て、セカンドゴロのダブルプレーとなってしまい、上宮は悲願の初優勝まであとアウト1つに迫りました。

しかし上宮の宮田投手は優勝のプレッシャーからか、東邦の1番打者山中選手に四球、2番打者の高木選手にショートへの内野安打を許し2死1.2塁と同点のランナー、サヨナラのランナーを出してしまいます。ここで、3番打者の原選手がセンター前へタイムリーを放ち、土壇場で東邦が追いつきます。

そのとき、1塁ランナーの高木選手が2塁ベースをオーバーランし、すかさず気づいたキャッチャーの塩路選手がサードの種田選手に送球し、高木選手は、2.3塁間に挟まれました。その後、サードの種田選手がセカンドの内藤選手に送球したもののボールが逸れてしまい、更にカバーに入ったライトの岩崎選手が後逸。ボールは転々と無人の外野へと転がっていきました。その間に、2塁ランナーの高木選手が生還。3-2で東邦が通算4度目となる劇的なセンバツ優勝を果たしました。

このとき、毎日放送で実況を務めた水谷勝海氏は、

ボールが遠い!にげていく!ボールが逃げて行く、ライトへ…ランナーがホームに向かう…サヨナラ!あまりにもかわいそう!みんなしゃがみこんで起き上がれない!グラウンドにしゃがみこんだまま…、あまりにも無常!

と叫ぶように実況しました。

 

最後まで何が起きるかわからない

野球は2アウトからとよく聞きますが、「甲子園決勝」という大舞台でも2アウトから逆転サヨナラ劇を起こす球児達の力は底知れないものがありますね。甲子園には魔物が潜んでいるとも言われ、何が起こるか分からない高校野球。一生懸命な高校球児の姿に、心が揺さぶられます。

スポンサードリンク


何が起こるか分からない高校野球の面白さ。これからの甲子園でも、歴史に残るサヨナラゲームがあるのでしょうか?楽しみに待ちたいですね。

記事のシェアありがとうございます!
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
外木寿希也

外木寿希也

投稿者プロフィール

1996年/茨城県水戸市出身/AB型
『趣味』
野球観戦.草野球.筋トレ.ボクシング
茨城の高校野球展望・速報。
草野球チームに所属しています。

『好きな野球チーム』
阪神.DeNA.東洋大.青学大.常総.明秀.土日大.聖光.東邦.習志野

『ジャンル』
高校野球が主です。
プロ 大学 社会人野球など幅広く挑戦しています。

『目標』
野球等のスポーツ分野をメインでライティング、次世代プレイヤーを支援できるライターを目指しています。読者の皆様が納得でき、何度も読み返したくなる、説得力のある記事を書いていけるように頑張ります。

今年の茨城 イチオシ選手はプロ入りの兄を超えれる素材 明秀日立 細川拓哉選手です。投打に存在感を見せる2年生です。ぜひチェックを!


いいね!して
いち早く記事を読もう!
   ▼
   ▲
G-TIMESベージに[いいね!]しよう!



この著者の最新の記事

関連記事

ピックアップ記事

  1. 【PR:MIZUNO】 ホームランアーティスト最大の敵「風」をものともせずGIGAKINGで25発…
  2. 【PR:MIZUNO】 柵越え66発!「スピンをかける」軟式野球のホームランの打ち方が変わる! …
  3. 驚愕の柵越え66発!ギガキングで場外アーチ連発! 今回で3回目の開催となったMIZUNO×G-LE…
  4. お待たせしました大阪のスラッガーの皆さん! 先日66本のアーチが飛び出した第3回 MIZUNO×G…
  5. [PR MIZUNO] 大変なのはキャッチャーとサード!?軟式野球も「打ち勝つ」野球へ! 201…
ページ上部へ戻る