楽しみな宮台投手の成長曲線

六大学野球で現在旋風を起こしているエース宮台康平投手。六大学リーグでは防御率ランキング4位の2.05。彼の活躍あって東京大学は明治、立教、法政から白星を挙げています。そんな彼が今後どのような成長を見せるのか？同じく名門 京都大学のエースとしてチームを牽引し、プロの道へと進んだ田中英佑投手と比較してみました。

田中英佑（京都大学）の大学成績

• 1年秋　7試合 0勝4敗 投球回33回　奪三振18個 防御率5.18
• 2年春　9試合 1勝2敗　投球回32.1回　奪三振26個 防御率3.34
• 2年秋　9試合 1勝6敗　投球回58.1回　奪三振44個 防御率1.70
• 3年春　11試合 2勝5敗　投球回62.2回　奪三振31個 防御率2.01
• 3年秋　6試合　0勝4敗　投球回68回　奪三振46個 防御率1.06
• 4年春　10試合　3勝5敗　投球回67.2回　奪三振54個 防御率1.73
• 4年秋　10試合　1勝5敗　投球回55回　奪三振35個 防御率2.45

宮台康平（東京大学）の大学成績

• 1年秋　6試合 0勝1敗 投球回14.2回　奪三振10個 防御率3.68
• 2年春　4試合 0勝0敗 投球回8回　奪三振4個 防御率3.38
• 2年秋　5試合 1勝1敗 投球回29回　奪三振23個 防御率2.17
• 3年春　6試合 2勝4敗 投球回44回　奪三振39個 防御率2.05

注目すべきは「防御率」と「投球回」。田中投手は2年秋から投手陣の柱として大車輪の活躍。続く3年春でも圧巻の数字を残し、防御率2.01、3年秋はなんと1.06を記録しています。4年春と秋も1.73、2.45とやはり圧巻の数字。宮台選手も秋以降、イニングを重ねながらも安定したピッチングを続けられるかが重要になってくるでしょう。

さらなるレベルアップに期待

3年春、何度も快投を見せた宮台投手。身体をさらに強くすることが、悲願の勝ち点、そしてその先のプロへの道へ繋がっていくでしょう。宮台投手の体格は178センチ82キロ。がっちりしてはいますが、2年の秋には疲労骨折も経験しています。田中選手もロッテ入団後、まずは身体作りからということで、食事なども徹底的に管理されてるそうです。宮台投手も田中投手と同様に、3年生となり、本格的にエースとして、チームを牽引し始めました。3年秋、4年とさらにスタミナアップをし、ドラフト候補へと名乗りを上げられるのか。宮台投手のさらなる成長に期待がかかります。頭脳を活かし、今の自分に必要なものを着実に手に入れ、大学野球・プロの世界に東大旋風を巻き起こしてほしいですね。

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