阪神4年以上の長期契約の提示

メジャー挑戦を断念し、阪神残留を決め、4年以上の長期契約の提示を受けたとの話題の鳥谷敬選手。2005年からプロ野球歴代3位の1466試合連続出場を継続し、さらに毎年好成績を残し続ける。試合に出続ける肉体の強靭さと、毎年安定した成績を残し続ける卓越した技術。その両方を兼ね備えた鳥谷選手が日本球界に残ることが決まったことで、新たな「夢」が生まれました。それは、通算安打記録更新です。

連続試合出場記録

• 1位　2215試合　衣笠祥雄
• 2位　1766試合　金本知憲
• 3位　1466試合　鳥谷敬

連続試合出場記録歴代上位3人の成績です。残る2人は「鉄人」と呼ばれた2人です。

鳥谷選手は、ショートとして初の3年連続フルイニング出場も達成し、通算432試合で記録は継続しています。ショートという運動量が多く、野手の中心となるポジションで、これだけ試合に出続けるというのは、既に偉業は達成していると言えるでしょう。

プロ生活11年 1545試合 1611安打 通算打率.285

鳥谷選手のレギュラー定着した2005年以降、過去10年間の平均安打数は155安打。このままのペースで安打を積み重ねていくと仮定すると、こんな未来予想図が描くことができます。

2017年 36歳

• 2000本安打達成記録
• 藤田平選手の2064本を抜き、阪神タイガースの球団最多安打記録を更新

2020年 39歳

• 2500本安打（史上8人目？）

2024年 43歳

• 3000本安打　（史上2人目？）
• 張本勲選手の3085本を抜き、プロ野球歴代最多安打を更新

2014年、172安打を放ち、自己最高打率.313、出塁率.406をマークした鳥谷選手は、現在34歳です。

「筋トレは歯磨きみたいなもの」

とも語った鳥谷選手の肉体と技術に、『衰え』という文字はまだまだありません。連続試合出場とヒット。この2つの記録がどこまで伸びていくのか。早稲田大学時代からの自らの夢を断念することになりましたが、日本球界に残ったことでまた別の夢をファンに見せてくれることでしょう。

• tweet
•