マー君の投げ過ぎは異常!?今1番注目される指標『投手酷使ポイント』

  • 2014/9/24
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マー君復活

9月22日、ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が復帰登板を果たし、13勝目を挙げました。シーズン序盤、快投を続けていた田中投手の戦線離脱を受け、『投げ過ぎ』問題は大きな議論の的となりました。

厳しい投球制限と、中4日のサイクル、という日本とは異なる投手起用の文化を持つメジャーリーグ。OPSなどのサイバーメトリクスもいち早く導入され、緻密な数字に基づくデータの活用はこの『投げ過ぎ』問題にまで及んでいます。


Pitcher Abuse Points(PAP)

PAPはその投手の酷使している度合いを表し、「投手酷使ポイント」とも呼ばれています。

計算式:(投球数-100)の3乗

ただし、投球数が100球以下で降板したときは「0」でカウントします。(例:120球投げたピッチャーは110-100の10から、さらに10の3乗でその日のPAPは1,000ポイントとなります。)

その投手が「酷使」されているという基準は、シーズントータルのPAPが10万を越えた場合とされています。

PAPが浸透し、メジャーの投手起用は進化した?

数年前は20万ポイントを越える投手もいたメジャーリーグですが、このPAPが浸透されるとともに、20万ポイントを越える投手は減少していき、現在では10万ポイント台の投手も少数となっています。2013年、メジャー全体で10万ポイントを越えた投手は、ティム・リンスカム投手とC・J・ウィルソン投手の2人だけでした。


2013年の田中将大投手の「投手酷使ポイント」は?

シーズン無敗の24連勝を記録し、楽天の日本一に大きく貢献した田中将大投手。毎登板熱投を見せた2013年の田中投手のレギュラーシーズンPAPは、21万4666ポイントだそうです。メジャーのスカウト陣は快投に熱視線を送りつつも、一方で目を覆いたくなっていたかもしれません。過去にメジャーで年間20万ポイントを越えた投手の中には、故障により残りの選手生命を棒に振った投手たちもいます。

メジャー「ココで降板!?」の理由

イニングの途中でも、110球前後になると潔く降板を付けるメジャーの監督たち。日本人投手の活躍を観戦している際、一度は疑問に思ったことがあるでしょう。「このイニングまで投げればいいのに…」と思いがちですが、この指標を知ると、考えが変わってくるでしょう。PAPをもとに、100球以降、投げれば投げるほど「酷使」とみなされるメジャーの世界では、当然の決断なのです。

PAPの考え方に加え、今季は登板間隔の短さについても警鐘が鳴らされ、中4日の先発ローテーションも見直されつつあるメジャーリーグ。今後のメジャーの投手起用の改善の動きに注目していきたいですね!


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吉田 将来

吉田 将来

投稿者プロフィール

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《球歴》
・芝園イーグルス (少年野球)
・芝中 軟式野球部
・早稲田実業 硬式野球部
 2年秋からマネージャー
・草野球チーム 芝中おーたず GM
       上柚木トランシーバーズ GM


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