「栄誉を称える」だけではない!?ジャッキーロビンソンDAY設立のもうひとつの理由

  • 2016/6/26
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ピンチに立たされたメジャーリーグの「打開策」

メジャーリーグの全選手が背番号42を付けてプレーする「ジャッキー・ロビンソンデー」。この日は「ロビンソンの功績をたたえたもの」だと言われていますが、その他に「もう一つの理由」が存在したことをご存知でしょうか?

設立当時の2000年台前半に「とあるピンチ」に立たされていたメジャーリーグ。その打開策としてロビンソンが「起用」されたのでした。

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全選手が背番号「42」を背負う日

メジャーリーグ初の黒人選手「ジャッキー・ロビンソン」。その功績を称え、1997年に彼の付けていた背番号「42」番は全球団共通の永久欠番となりました。

それから7年後の2004年、メジャリーグは4月15日を「ジャッキーロビンソンデー」とし全選手が背番号42を背負ってプレーする日と決めました。

 

大きく偏った「メジャーリーグ人種事情」

1995年、メジャーリーグ全体の黒人選手の割合はおよそ20%でした。

しかし、黒人ファンの野球離れが進み、バスケットボールやアメリカンフットボールへと流出したことにより、2000年代前半のメジャーリーグでは黒人選手が急激に減少、2004年には全体の8.2%にまで低下していました。この数字はNBAやNFLと比べると明らかに少なく、野球は「白人のためのスポーツ」となりつつありました。

<所属選手に対するアフリカ系アメリカ人選手(黒人選手)の割合>

  • NBA(バスケ) 75.0%
  • NFL(アメフト) 67.0%
  • MLB(野球)  8.2%

※2004年のデータ

グラウンドとスタンドから消えた黒人選手とファン

黒人選手減少とチケット価格の高騰により、球場に足を運ぶ黒人ファンの数は減少傾向にありました。

これは単純に観客動員数の低下という問題だけでなく、アフリカ系アメリカ人の子供達がメジャーリーグに触れる機会を失うということになり、将来的なメジャーリーガーの芽を摘み取ってしまう行為でもありました。

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「黒人選手に敬意を払うリーグ」というアピール

そこでメジャーリーグは黒人選手・ファンをメジャーリーグへと呼び戻すプロジェクトの一環として。「偉大な黒人メジャーリーガー」ジャッキー・ロビンソン選手を称えた「ジャッキー・ロビンソンデー」を設け大々的にアピールをしました。

この他にも、貧困地域のアフリカ系アメリカ人を対象にした無料野球教室を開いたりと、本格的に黒人ファンの野球離れを引きとめる動きを始めました。

 

Baseballを守るために

アメリカにとっての野球とは、人種に関係なく誰もが楽しめる、まさにアメリカの象徴です。メジャーリーグは「白人ファンを増やす」ではなく「黒人ファンを引きとめる」という面も意識したのです。

ジャッキーロビンソンデーは「初の黒人選手のための日」というだけでなく「アメリカ野球を守るための日」でもあったのです。

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