復活を目指す『最後の三冠王』松中信彦 ~松坂との対決で魅せる驚異のバッティング技術!
- 2015/2/27
- プロ野球
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久々の『平成の名勝負』が実現
2015年の春季キャンプ。日本球界に復帰した松坂大輔投手がバッティング練習に登板。その松坂投手と対戦したのは、現役唯一の三冠王、松中信彦選手でした。2004年に三冠王を獲得した松中選手。2003年からの4年間は驚異的なシーズンを送っていました。
驚異的な成績をマークした4年間
- 03年 打率.324 30本塁打 123打点 打点王
- 04年 打率.358 44本塁打 120打点 首位打者 本塁打王 打点王 最多安打
- 05年 打率.315 46本塁打 121打点 本塁打王 打点王
- 06年 打率.324 19本塁打 76打点 首位打者
史上初の3年連続の120打点。2004年から3年連続で最高出塁率。4年連続でベストナイン。また、1996年のアトランタ五輪、2006年の第1回WBCで日本の4番も任されました。通算352本塁打 1167打点と長年ホークスの中軸を任されてきた松中選手。
なぜここまでに松中選手は安定した結果を残すことができたのでしょうか。その秘訣は松坂投手の過去の対決に現れていました。
松中選手の打撃技術を象徴する松坂投手との2つのエピソード
バットを折りながら特大ホームラン(2001年)
松坂投手の投げ込んだインコースのストレートにフルスイングで挑むも、松中選手のバットは真っ二つに折られてしまいます。思わずバットの方を見て唖然とする松中選手。しかし、打球の方向に目をやると、さらに驚きの光景が。打球が右中間のスタンドへ飛び込んでいたのです。
1試合3本塁打 最後はサヨナラホームラン(2005年)
- 第1打席(2回ウラ)左中間へ30号先制ソロホームラン
- 第2打席(4回ウラ)ライトへ31号逆転2ランホームラン
- 第4打席(9回ウラ)ライトへ32号サヨナラソロホームラン
直球勝負で挑む松坂投手に対し、気迫のスイングで応える松中選手。そして、結果として、1試合3ホームラン。そして、いずれも、「先制」「逆転」「サヨナラ」と試合の流れを変える一打でした。
インコース、そしてストレートに強い
打撃の秘訣を問われたとき、 「芯を外して押し込む」と答えるほど、 ピッチャーのボールに力負けしない力強いスイングが松中選手の打撃を支えていると言えるでしょう。
未だ衰えぬ存在感と打撃技術でもう一花
ここ数年、松中選手は苦しいシーズンを強いられています。柳田選手、今宮選手、中村選手など次々に若手選手が台頭し、熾烈なレギュラー争いを避けられないホークス。しかし、松中選手の復活はホークスの連覇へ大きな力となるでしょう。工藤新政権の元で、どんな活躍を見せてくれるのでしょうか。2015年の松中選手のバッティングに期待しましょう!
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