独特の手腕でファイターズを指揮する栗山監督!その采配に迫る!
- 2016/8/24
- プロ野球
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増井浩俊
2016年、クローザーから先発に転向した増井投手。クローザーとして不調続きだったため、2軍調整を命じたものの、増井投手がどうやれば復活できるか考え、たどり着いたのが先発転向。
これは大きな一手なんだ。
増井投手の先発転向を明言した後に栗山監督が残した言葉です。
その結果、増井投手は先発転向後、好投を連続。日本ハム先発陣の課題となっていた6番手の穴を見事に埋め、今では、吉川投手、メンドーサ投手あたりのポジションも脅かしそうなくらいの安定感です。
西川遥輝
西川遥輝選手の能力の事も非常に高く評価していました。2015年9月、打率が下降し、凡ミスなどもあり2軍降格。しかし盗塁王のタイトルもかかっていただけに苦渋の決断だったそうです。その時西川選手の打撃について栗山監督は次のように語っていました
能力的には西武の秋山くらい打てる選手。
2015年シーズン最多安打の秋山選手にもポテンシャルは負けてないと信じていました。栗山監督のその言葉に間違いはなく、2016年序盤は大不振で交流戦前は2割1分少しだった打率が交流戦頃からぐんぐん上がり、今では2割9分台。交流戦前を考えると驚異的な上昇です。足も速くパンチ力もあり、率も残せる。栗山監督の言う通り、タイプ的にも秋山選手に似ており、近い将来、2人による首位打者争いが見れる可能性も十分にありそうです。
大谷翔平
今では日本球界No1といっても過言ではない大谷選手。その大谷選手の起用法は実にユニーク。二刀流はすっかりおなじみですが、1番の驚きは7月3日のソフトバンク戦での「1番ピッチャー」起用。その後投げることを考えると、先頭で塁に出て走って疲れるなどは避けたいはずです。しかし栗山監督は
1番いい打者に1番回るようにしただけ。
とコメント。その期待に応え、まさかの先頭打者初球ホームラン。投げても8回無失点。「これぞリアル二刀流」のみごとな活躍でした。
中田翔
日本ハムが誇る右の大砲。入団当時から期待されてはいたもののなかなか殻を破れずにいた中田選手。プロ5年目のシーズンで栗山監督に出会いそこからはどんなことがあっても4番で固定起用され続けました。時には20打席以上凡退が続いても、中田選手を4番で使い続け、今では侍ジャパンの常連メンバーになり、2年連続で100打点超えを記録しました。そして2015年のプレミア12で中田翔選手が大活躍したときは、
翔の能力を知っている僕は全く驚かない。これくらいは普通にできる選手。
とコメントを残していました。
選手を信じ、心中できるその度量
栗山監督の1番の能力は選手の隠れた才能を「見つけること」、そして何よりも選手の事を「信じること」にあるといえます。使い続けてどれだけ批判されても使い続ける、一旦は使わなくなっても、何とか再生できると信じ、その再生法を必死に考える。そのように選手を信じ、中田選手の起用法からも分かるように「心中」できることが、栗山監督の最大の能力と言えます。
激しい首位争いを繰り広げる中、栗山監督がどんな手腕でチームを優勝へ導いていくのか、これからも注目です!
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