なぜクビ宣告のわずか3年後に37歳の下柳剛が最多勝を獲得できたのか






クビ宣告のわずか3年後、37歳で最多勝

「最多勝は、座ってつかんだ」

高齢、ノーコン、クビ宣告。八方ふさがりの中、もがき苦しむベテランがたどりついたのは、潜在能力を爆発的に開花させる究極の集中状態“ゾーン”だった。

ボディ・ブレイン。それは、全身の感覚を研ぎ澄まし、身体の声に耳を傾ける究極の学び方。

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潜在能力を開花させるために 

前後際断

『過去や未来を断ち切り、目の前の一瞬に全力を傾けよ』

 

坐禅

『必要なことだけに専念できるようになり、驚くほど人生が変わっていく』

 

自信は成功に先立って持て

『目標とするシーンをイメージしながら、日々自分自身に語りかけろ』

 

イメージトレーニングほど過酷な練習はない

『潜在能力を引き出す奥の手を教えよう』

 

感謝にはすごい力がある

『何事も一人で抱え込むな。重い心にゾーンは訪れない』

 

見るともなく見る

『ゾーンへのスイッチを入れる、特別な視野の使い方がある』

 

最悪の場面から想像する

『プレッシャーに見舞われた際は、最善の場面ではなく、最悪を避ける場面をイメージせよ』

 

落ち込んだ気持ちを一瞬で変える心理術

『ピンチの場面を立て直す“メンタルスイッチ”を作れ』

 

身体からの声に従ってみる

『頭では知覚できない微細なきざしを身体が感じ取ることもある』

 

勝利を呼び込むのは軽やかな心

『勝利を招きよせるために必要な、軽快さとリズム』

 

プロフェッショナルとして持つべき本当のプライドがある

『練習でカッコ悪いなんてないんだよ。試合で打たれるのが一番カッコ悪いんだ』

 

異分野を上手に取り込め

『最大の敵は慣れ。好奇心とどん欲さで既成概念の向こう側にチャレンジせよ』

 

下柳流ギブ・アンド・テイクとは

『最高の結果を残すために、最高の努力を費やしているか』

 

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コミュニケーション下手でも思いは伝えろ

『人生のほとんどは共同作業。一人の力で勝てるわけはない。コミュニケーションの質は、その量によって決められる』

 

感情コントロールの裏技ーー秀太事件の真相

『大声を出すことによって、怒りの感情を一瞬で消してしまうことができる』

 

常識をうたがえ

『大切なのは決めつけないこと。アウトの取り方に正解はない』

 

気を込めろ

『かける思いの差が勝負を分ける。気を込めたボールと漠然と投げたボールには歴然とした違いがある』

 

失敗は成功よりも価値がある

『学ぶ姿勢さえあれば、失敗は一時的な成功よりも価値がある』

 

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仕事の陰には必ず人の思いが隠されている

『自分が必要とされたときは、その理由を徹底的に考えてほしい』

 

引き際は身体が教えてくれる

『「もうグラブを置け」と言う、身体からのメッセージが』

 

激情家、野武士といったイメージとは異なる素顔

師である裏千家家元や、世界有数のメンタルトレーナーからの学びをもとに、自身の頭と身体で考え抜かれた学び方。激情家、野武士といった世間のイメージとは全く異なる、下柳選手の意外すぎる素顔を知ると、すぐに引き込まれる。身体知や直感についての考え方や、潜在能力を開花させる“ゾーン”。

年齢のハンディをものともせず、どん底から最多勝を獲得した彼の言葉には深みがあります。
 

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下柳 剛:1968年長崎県生まれ。91年福岡ダイエー入団後、日本ハムを経て、2003年に阪神タイガースに移籍。その年いきなり二けた勝利を挙げ、セ・リーグファンに衝撃を与えた。05年には37歳(史上最年長)で最多勝を獲得。12年に東北楽天へ移籍後、大リーグへのチャレンジを経て13年3月に現役引退。現在は解説者として活躍中。

 

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野球に関する様々な情報・意見を発信するサイトG-TIMESの編集長です。


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