野球の歴史が動いた!?球史を創った5つの電撃トレード〜優勝請負人と1億円プレーヤーの誕生
- 2014/10/2
- プロ野球
- 野球の歴史が動いた!?球史を創った5つの電撃トレード〜優勝請負人と1億円プレーヤーの誕生 はコメントを受け付けていません
そのとき球史は創られた
長いプロ野球の歴史の中で、多くの移籍が繰り返されてきました。その中でも今回は、「球史を創った」とも言える歴史に残る有名選手の電撃トレードを集めてみました。「もしこのトレードが成立しなかったら…?」と考えると、また球史が変わっていただろうと言う大型トレードばかりです!
「野球界に革命を起こそう」
1976年
- 阪神→南海 江夏 豊 望月 充
- 南海→阪神 江本 孟紀 池内 豊 長谷川 勉 島野 育夫
江夏投手は移籍先の南海ホークスの野村克也選手兼任監督に「野球界に革命を起こそう」と言う一言が決め手となり、当時まだ地位が低かったリリーフ投手に転向。リリーフ転向初年度の1977年にはシーズン途中から19セーブを挙げる活躍で最優秀救援投手を初受賞、引退までに5度の最優秀救援投手に輝き、日本球界におけるリリーフ投手の先駆者となりました。
OH砲とファイターズ初優勝を生み出す
1976年
- 日本ハム→巨人 張本 勲
- 巨人→日本ハム 高橋 一三 富田 勝
念願の巨人入りを果たした張本選手は王選手とともにOH砲を結成。トップレベルの2人が打線を組むことで、互いにいい影響をもたらします。前年度、14年連続の本塁打王を逃した王選手は2年連続で本塁打・打点の二冠王を獲得し、張本選手は打率.355 22本塁打、1977年も打率.348 24本塁打をマークし、第一期長嶋茂雄監督時代の2度の優勝に貢献します。一方、日本ハムは、1981年に高橋投手が14勝を挙げるなど活躍し、「日本ハムファイターズ」球団として初の優勝を果たしました。
1億円プレーヤーの誕生~球界を震撼させた1対4の超大型トレード~
1986年
- ロッテ→中日 落合 博満
- 中日→ロッテ 牛島 和彦 平沼 定晴 桑田 茂 上川 誠二
打率.360 50本塁打 116打点の圧倒的な成績で2年連続3度目の三冠王、史上初の2年連続の50本塁打をマークした1986年のオフ、落合選手は1対4の交換トレードで中日ドラゴンズへ移籍。移籍後の年俸は1億3000万円で、日本人初の1億円プレーヤーとなりました。
ダイエー初のリーグ優勝を牽引
1993年
- 西武→ダイエー 秋山 幸二 渡辺 智男 内山 智之
- ダイエー→西武 佐々木 誠 村田 勝喜 橋本 武広
当時「メジャーに最も近い男」と呼ばれ、西武黄金期を支えた秋山選手は19年連続Bクラスをマークするなど低迷期ににあったダイエーへ移籍。1999年にダイエーの初代主将すると、チームを初のリーグ優勝へ牽引。日本シリーズも2本塁打と第3戦で魅せたファインンプレーの活躍でMVPを受賞。初の日本一にも貢献しました。
ここからホークス秋山という流れができ、2014年、今年のソフトバンクホークス優勝に繋がったといえます。これがなければ今年の優勝はなかったかもしれません。
WBC直前の電撃移籍
2013年
- 日本ハム→オリックス 糸井 嘉男 八木 智哉
- オリックス→日本ハム 木佐貫 洋 大引 啓次 赤田 将吾
日本代表の中軸候補であった糸井選手が、実績のある選手たちを巻き込む大型トレードでWBC直前に電撃移籍。移籍初年度、オリックスは5位に終わったものの、2年目の今季は糸井選手は打率.332、27盗塁の活躍でチームを牽引。現在、ソフトバンクとの首位争いを演じており、オリックス18年ぶりのリーグ優勝、日本一へと糸井選手が導くことが出来るのか期待がかかります。
球史を創った電撃トレードはまだまだある
まだまだ江川卓投手の「空白の1日」トレードや小久保裕紀選手の無償トレード、移籍後に中日・阪神それぞれの球団で優勝に貢献した矢野輝弘選手と関川浩一選手を含めたトレードなど球史を創った電撃トレードはまだまだあります。
あなたの印象に残る「電撃トレード」はどれですか?
いいね!して
いち早く記事を読もう!
▼ ▲
G-TIMESベージに[いいね!]しよう!