【徹底対策】新ボールM号ではどんなグラブの選び方・型付け方をすればいい?担当者に聞いてみた

  • 2017/10/19
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予想&実戦検証!新ボールで試合をしてわかったこと

新軟式ボールM号が発売開始となり早3週間。興味津々で新軟式ボールを購入し、キャッチボールをしたり、バッティングをしたり、ノックをした方も多いのではないでしょうか。

来春より本格導入予定の新軟式ボール。
しかし、一足早く試してみたはいいものの、なかなか実戦のイメージがつかない方も多いのではないでしょうか?

  • 実戦での打撃、打球はどう変わるのか?
  • 打球が変わり、守備はどのように変わるのか?
  • 野球の道具、特にグラブはボールの変化で影響は受けるのか?

特に、この3点が気になるのではないでしょうか。

今回は、「新軟式ボールM号とグラブ」に焦点を当てます。

ミズノのボール&グラブ担当者のお話。そして、実際に新軟式ボールを使用して行った試合でのプレーとコメントから、気になる疑問を解き明かして行きます。

新軟式ボール研究担当の平野さん(左)とグラブ企画担当の須藤さん(右)。

今回「新軟式ボールのためのグラブを開発中です」という話を聞きつけ、ミズノ社の大阪本社へ。担当者の須藤さんと平野さんにお話を伺いました。

須藤さんはグラブの企画、平野さんは新軟式ボールの研究担当として、新軟式ボール対応のグローバルエリートを開発しました。

 

まず話を聞く中で驚いたのは、「新ボール研究担当」という平野さんの役割。

− 「新軟式ボール担当」というのは、どういったことを行うのですか?

平野「新軟式ボールの様々な測定を行い、そのデータとデータからの予測を製品企画・開発担当に伝えます。元々私はバットの開発をメインの仕事としていました。今回の新軟式ボール導入で、野球道具も変わらないといけない、社内の基準を変えていかなくてはいけないということで『新ボール研究担当』が作られ、任されることになりました。」

須藤「平野から『新軟式ボールはこうなる』というのを、逐一情報共有してもらい、どういったグラブにしていくのかという企画に反映させました。」

− 新製品の開発のために、新軟式ボールを調べ尽くしたのですね!どのような実験を行ったのですか?

平野「ボールに関しては、直径・重量・表面の硬度・圧縮の硬度、反発力や衝撃値など、様々な角度から分析しました。特に目立ったのが硬度の変化で、表面の硬度は2〜5%アップしました。また、1cm潰すのにどれだけの力が必要になるかという圧縮の硬度は20〜30%上がり、衝撃値も3〜5%上がっています。」

− ということは、どんな打球が増えるのですか?

平野「ボールが跳ねにくいので、内野は低く、速いゴロが増え、外野は弾道の低いライナー性の打球が増えると予想しています。」

 

ミズノの須藤さん・平野さんの話を元に新軟式ボールM号 最速試合を見てみると・・??

触って一言目はやはり各選手「硬い」「飛びそう」また、「デッドボールが当たったら痛そう」というコメントもありました。

「ゴロのバウンドが低くて、速い。しっかり捕球しないとファンブルする。」

「間を抜けるヒットが増えそう。」

「打球の初速が速い。」

「ヒット性の打球の角度になりやすい。」

実際に、低く、早いゴロと鋭いライナー性の当たりは増えたことで、この試合ではヒットが飛び交い、なんと両チーム合わせて7回16安打。

試合後に、「ボールが硬い」「速いゴロが増えた」「打球が飛ぶ」「捕球時にズシッとくる」「身体に当たると痛い」という選手の声がありました。

 

新軟式ボールM号に向いているグラブの型とは?

− 新軟式ボールM号に変わることで、軟式野球の試合が大きく変わりそうです。ボール・打球の変化に対応するには、どんなグラブが望ましいと考えていますか?

須藤「ボールが硬く、重くなり、また速い打球も増えるということで、第一に必要なのは耐久性です。

第二に、速い打球・勢いのある打球に抑え込み、確実にキャッチするためのグラブの開閉スピードが求められるでしょう。」

− 耐久性と開閉スピードが、新軟式ボールを捕るグラブでは重要になるのですね。

須藤「また、新軟式ボールの速い打球を、しっかりグラブに抑え込むには、ポケットはウェブ下に作り、ボールを握りこむ型が向いています。

− 確かに、打球が変わると、型の付け方にも影響が出てきそうですね。

「はい。新しいグローバルエリートでは、耐久性と開閉スピードを重視しています。グラブの型は小指部分に特殊な加工を施し、小指から曲がり、握り込める型に統一しています。」

− すごい!開発を進めるのが、結構大変だったのではないですか?

須藤「結構職人さんに無茶を言って形にしてもらいました(笑)。そこから、何度も実際に使用してのテスト・改良を繰り返し、新しいグローバルエリートが完成しました。」

新軟式ボールのための新しい軟式用グローバルエリート。
その詳しい情報は、10月下旬に解禁予定。そして、発売は12月予定です!

予告》

新軟式ボールM号 × 新グローバルエリート実証実験 企画
「新軟式ボールM号で、守備はどう変わる!?」
「新グローバルエリートで、捕球はこんなに変わる!?」
一早く新グローバルエリートのグラブを使用し、
実験結果とレビューを報告します!
11月中旬に実験動画・報告記事を公開予定です!

 

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吉田 将来

投稿者プロフィール

GiGAthlete inc. Marketing

2006年夏の甲子園決勝再試合。
斎藤佑樹投手に憧れ、早稲田実業硬式野球部に入部。
2年秋からマネージャー兼助監督

大学1年時から株式会社ギガスリートにインターンとしてジョイン。
草野球リーグG-LEAGUEの飛び込みグラウンド営業や、
野球特化メディアの運用・記事執筆を担当。

大学卒業後、ギガスリートに新卒入社。

現在は、ビヨンドマックス ホームラン競争 企画・動画制作も行なっています。

Twitterでは、野球に関する様々な情報・意見もつぶやいています!
https://twitter.com/my_fyutya
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