激レア?!甲子園優勝経験のある現役プロ選手を調べてみた






甲子園優勝はプロでも一握り

歓喜の瞬間、甲子園優勝は全国3,000校の頂点とも言える栄冠ですが、その後、プロ野球選手として活躍する選手はどの位いるのかちょっと気になったので調べてみました!

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1998年〜2002年

  • 松坂大輔(ホークス)
  • 後藤武敏(ベイスターズ)
  • 武内晋一(スワローズ)
  • 近藤一樹(バファローズ)
  • 森岡良介(スワローズ)

まずは何と言っても1998年の松坂大輔選手擁する横浜高校からでしょうか。この年の横浜高校は無敵の最強チームと言われ公式戦44連勝を果たし、センバツでは25年ぶりの優勝、選手権大会では史上5校目の春夏連覇を飾り、秋の国体を含め史上初の4冠を達成しました。この年の横浜高校は松坂投手を始め4人がプロ入りしましたが、現在も現役を続けているのは松坂投手(ソフトバンク)と後藤武敏選手(DeNA)の二人だけです。もう17年前の夏なので、ちょうどあの熱戦が繰り広げられていた時に生まれた選手達が今年の高校野球でプレーしているということになりますね。

2000年の甲子園では智弁和歌山が史上最強打線と呼ばれた打線で東海大浦安を下し優勝しましたが、その時の2年生3番バッターの武内晋一選手(ヤクルト)は早稲田大に進学後、希望枠でヤクルト入りし、現在も内外野守れる貴重なバイプレイヤーとして活躍中です。

2001年の夏の甲子園は日大三高が優勝し、横浜高校と並ぶ4人がプロ野球選手となりました。エース近藤一樹投手(オリックス)は近鉄入りし、その後2008年にオリックスで2ケタ勝利を挙げるなど活躍しましたが、その後はケガなどもあり昨年のオフには一時戦力外通告を受けてしまいます。2015年は育成選手として再スタートし、4月28日に再び支配下登録されました。そして先日7月12日、2011年8月31日のソフトバンク戦以来、実に4年ぶり、日数にして1411日ぶりの白星を上げました。まだ32歳の選手ですので、この白星を復活への足がかりとしてほしいですね。

2002年は明徳義塾が初優勝しました。キャプテンでショートの森岡良介選手(ヤクルト)はドラフト1位で中日入り、2008年に戦力外となりましたがトライアウトを経て入団したヤクルトでは選手会長を務めるなど第一線で活躍中です。

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2003年〜2007年

  • 坂克彦(タイガース)
  • 田中将大(ニューヨーク ヤンキース)
  • 斎藤佑樹(ファイターズ)

2003年は常総学院が当時2年生エースのダルビッシュ有投手を擁する東北を下して優勝しましたが、ショートの坂克彦選手(現阪神)が近鉄入り。分離ドラフトにて楽天を経て現在は阪神で主に内野の控えとして活躍しています。

2004年、2005年は駒大苫小牧が57年ぶりの連覇を果たします。2004年、当時1年生の田中将大投手(現ヤンキース)は2004年にはキャッチャー登録ながらベンチ入りはならずも、2005年にはピッチャーとして優勝に貢献します。田中投手のその後の活躍はご存知の通りですが、この時の駒大苫小牧は圧倒的な力を誇りながらもプロ入りした選手は田中投手一人でした。ちなみに2004年の決勝の相手、済美高校はエースが福井優也投手でした。その後読売ジャイアンツにドラフト指名されますが、早稲田大を経て広島へ入団し、現在も広島のローテーションの一角として活躍しています。

2006年決勝の早稲田実業と駒大苫小牧の一戦はあまりにも有名ですね。延長再試合の死闘を繰り広げ、早稲田実業が駒大苫小牧の3連覇を阻みました。早稲田実業の斎藤佑樹投手(日本ハム)と田中将大投手がプロ入りしました。

2007年佐賀北対広陵の試合は、8回裏に佐賀北高校が逆転満塁本塁打により劇的な逆転勝利を上げていますが、その一発を浴びた野村祐輔投手(広島)は明治大を経て広島入り。キャッチャーの小林誠司選手(巨人)は同志社大、日本生命を経て巨人入りしました。このバッテリーに加え、土生翔平選手(広島)と上本崇司(広島)もそれぞれ早稲田大、明治大を経て広島入りするなど4人の選手がプロ入りしました。4人がプロ入りしたのは2001年の日大三高以来です。

 

2008年以降

  • 浅村栄斗(ライオンズ)
  • 堂林翔太(カープ)
  • 磯村嘉孝(カープ)
  • 島袋洋奨(ホークス)
  • 藤浪晋太郎(タイガース)
  • 森友哉(ライオンズ)
  • 高橋光成(ライオンズ)
  • 香月一也(マリーンズ)

2008年は大阪桐蔭が常葉菊川を破り17年ぶりの優勝。1番打者の浅村栄斗選手(西武)は大会を通じて29打数16安打の活躍で優勝に貢献し、ドラフト3位で西武入りしました現在も西武の強力打線の一角を担う活躍しています。

2009年の決勝戦は中京大中京が10-9というスコアで日本文理を破り、近年屈指の名勝負となりました。優勝した中京大中京のバッテリー堂林翔太選手と磯村嘉孝選手はともに広島からの指名を受けプロでもチームメイトとなりました。堂林選手はプロ入り後野手に転向し主に三塁手として活躍しています。

2010年は興南高校が東海大相模を下し、沖縄県勢初優勝を果たしました。興南のエース島袋洋奨投手(ソフトバンク)は中央大を経て昨年のドラフトでソフトバンク入り。島袋投手と投げ合った東海大相模の一二三慎太投手(阪神)はドラフト2位で阪神入りし外野手に転向しました。

2011年は日大三高が光星学院を下して優勝しますが、 翌年も決勝に進んだ光星学院からは当時2年生の北條史也選手(阪神)と田村龍弘選手(ロッテ)と当時3年生の川上竜平選手(ヤクルト)がプロ入りしましたが優勝した日大三からはまだプロ入りした選手はいません。エースの吉永投手など大学に進学した選手は今年が4年生のためこの秋のドラフトに注目です。

2012年は大阪桐蔭が春夏連覇を果たし、バッテリーの当時3年生の藤浪晋太郎投手(阪神)と当時2年生の森友哉選手(西武)はともにドラフト1位でプロ入りし、2人とも1年目から一軍で活躍しています。

2013年は前橋育英が優勝しますが、当時2年生エースの高橋光成投手(西武)が昨年のドラフトで西武に1巡目で指名を受けプロ入りしました。ファームでは順調に結果を残しており、近い将来西武のエースとしての活躍が期待されます。

昨年2014年は大阪桐蔭が2年ぶり4度目の優勝を果たしますが、 主軸の香月一也選手がロッテに5巡目で指名されました。直近の甲子園の選手はこれから大学や社会人を経てからプロ入りを目指す選手も多くいますので、これからのドラフトに注目したいですね。

 

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各地で夏の甲子園の予選が始まりましたが、今年はどんなドラマが待っているのでしょうか。将来のプロ野球を担う逸材にも注目しましょう。

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