彗星の如く!UFO投法・生涯救援登板〜鮮烈デビューを飾った個性派ルーキーたち
- 2016/5/27
- プロ野球
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あの頭脳派メジャーリーガー2人も
2016年、タイガースの高山俊選手を筆頭に、大卒ルーキーの存在感が目立っています。過去に大卒ルーキーとしてデビューした選手は数多くいます。今回は、ルーキーから鮮烈デビューを飾り、「個性派選手」としてその後も活躍した4選手を紹介します。
大卒ルーキーで鮮烈なデビューを果たした選手はその後、チームの顔となり引退後は解説者やコーチとしてセカンドキャリアを積み球界に多大な影響を残しています。
「ミスターコントロール」の異名を持つ球界随一のインテリ派
小宮山悟(早稲田大学-千葉ロッテマリーンズ-横浜ベイスターズ-NYメッツ-千葉ロッテマリーンズ)
小宮山投手のルーキーイヤーは1990年。30試合に登板して6勝10敗ながら、チーム最多登板最多投球回数となる170.2イニングを達成しました。多彩な球種、優れた制球力を武器に緩急巧みに打者を翻弄。イチロー選手も「最も打ち崩したい頭脳派投手」と高く評価しています。2002年にはメジャーに渡り「和製マダックス」として評価されました。2009年に引退を表明し、その後は解説者・野球評論家として的確な評論が評価を得ています。またJリーグの理事に就任するなど多方面で活躍しています。
「生涯救援登板」ベイスターズ一筋の鉄腕サイドスロー
木塚敦志(明治大学-横浜ベイスターズ)
ルーキーイヤーの2000年3月31日のタイガース戦の延長10回に初登板を果たし、いきなり勝利投手となりました。後半戦からは守護神に抜擢され7勝3敗18セーブ 防御率2.89の成績を収めました。引退までの490試合登板で全てリリーフ登板しており、連続救援登板の記録を保持しています。現在は横浜DeNAベイスタ-ズの投手コーチに就任し、若手投手陣の育成に励み、球団職員としてもチームに貢献しています。
新人王からリーグ連覇に貢献。メジャー志向でMLBでも活躍
長谷川滋利(立命館大ーオリックス・ブルーウェーブーエンジャルスーマリナーズ)
1990年オリックスに1位指名を受けルーキーイヤーは12勝9敗 防護率3.55の好成績を収め、新人王を獲得しました。星野伸之投手、佐藤義則投手らと90年代のオリックス投手陣を支えて、95・96年のリーグ連覇にも大きく貢献しました。その後は
MLBで野球をしたいからアメリカに渡るのではなく、アメリカでに住みたいからMLBでプレーしたい。
という思いで日本人初の金銭での移籍を果たしました。流暢な英語でインタビューに応えたり、引退後はメジャーリーグ中継で通訳をこなすなど、日本とメジャーリーグの橋渡し役としても活躍しました。現在は永住権を所有しています。
「UFO投法」で球界を席巻
山内泰幸(日本体育大学-広島東洋カープ)
投球時に右肘を「クイッ」と高く上げる独特の投球フォームから、「UFO投法」と名付けられて親しまれました。ルーキーイヤーの95年は初登板初先発で初勝利を挙げると、4月の月間MVPを獲得して鮮烈なデビューを飾りました。その年のオールスターにも出場して、最終的には14勝10敗防御率3.03の好成績で新人王を獲得しました。2002年の引退後は、広島カープの投手コーチを努め、2014年からは野球解説者として活躍しています。
以上の様に大学4年間で技術を磨いて、プロ入団後も活躍している選手が目立ちます。
そして、引退後のキャリア形成にも長けている選手が多く、球界に大きく貢献している傾向があります。今後も大卒プレーヤーの活躍に注目して行きましょう!
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