強肩キャッチャー勢揃い!通算盗塁阻止率トップ5の名選手たち

  • 2016/7/14
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あなたの印象に残るスーパーキャッチャーは?

チームにとって必要なのは、ホームランも飛び出す打てるキャッチャーなのか、いや、強肩堅守で引っ張る守れるキャッチャーなのか…。いずれにせよ、キャッチャーはチームにとって重要なポジションです。今回は、盗塁阻止率で見る堅守を誇った歴代キャッチャーを紹介します。

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城島健司(ソフトバンク – マリナーズ – 阪神)

通算盗塁阻止率 .383 歴代5位

ホークス入団当初は、ワンバウンドを捕球できず、OBからは「キャッチャーに向いていない」と酷評されるほど守備面で多くの課題を持っていました。

入団3年目にレギュラーに定着し、元々良かった打撃で打率.308をマークすると、2000年台に入ってからその才能を開花させ、2003年に野村克也氏以来となる捕手としての全試合フルイニング出場を達成、打率.330、本塁打34、119打点の成績を残しパリーグMVPを獲得。2002年には盗塁阻止率.508をマークしています。入団当初はワンバウンドが取れなかった選手は、打って守れる、メジャーリーグでも活躍するスーパーキャッチャーに進化しました。2007年のマリナーズ時代には、リーグトップの盗塁阻止率.465 守備率.998をマークしました。

 

梨田昌孝(近鉄)

通算盗塁阻止率 .391 歴代4位

1年目から強肩を武器に頭角を現すも、打撃で伸び悩みました。両腕をクネクネと動かすフォーム「コンニャク打法」を編み出し、勝負強い打撃でレギュラーの座を奪い取りました。守っては、1979年から1983年まで、5年連続盗塁阻止率リーグトップに君臨した強肩。

1979年から3年連続でゴールデングラブ賞とベストナインを獲得し、近鉄の主力キャッチャーとして活躍しました。梨田氏の現役時代に「世界の盗塁王」と呼ばれた福本豊選手がおり、どの球団も頭を抱えるほどの俊足ぶりでしたが、送球にかかる時間を短縮する工夫で福本選手がいるにも関わらず、盗塁阻止率は5割を超えました。

 

田淵幸一 (阪神 – 西武)

通算盗塁阻止率 .422 歴代3位

大学の本塁打記録を次々と塗り替えた「ホームランアーティスト」。プロ入り1年目から本塁打22本をマークし、キャッチャーとして初めて新人王を受賞しました。1975年には王貞治氏の14年連続本塁打王を阻止する43本塁打を記録しました。

打つだけでなく守る方も、2塁送球の速さはトップクラスで自慢の強肩を持っています。入団5年で4度の盗塁阻止率5割超えをマーク。頭部死球や腎臓炎、打撲や骨折に悩まされながら輝かしい成績を残しました。

 

大矢明彦(ヤクルト)

通算盗塁阻止率 .433 歴代2位

1年目からレギュラーとしてマスクを被り、1978年に正捕手としてヤクルト球団初のリーグ優勝に貢献しました。阪急との日本シリーズでも全7戦に先発出場し、投手陣を好リード。チームを日本一に導きました。

スマートな身体・甘いマスクの持ち主で、「鉄砲肩の殺し屋」と称されるほどの強肩の持ち主。当時は球界一の強肩とも言われていました。1970年は盗塁阻止率.568、72年の.550、74年の.552、76年の.500はいずれもリーグトップの記録でした。引退後は横浜のバッテリーコーチとして、現在中日で指揮を執る谷繁元信氏の育成に貢献。横浜ベイスターズの監督を務め、現在は野球解説者を務めています。

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古田敦也(ヤクルト)

通算盗塁阻止率 .462 歴代1位

1993年にシーズン盗塁阻止率.644の日本記録を打ち立て、計10度も盗塁阻止率1位を獲得するほどの日本球界きっての名キャッチャーです。野村監督に鍛えられた頭脳的リードで5度のリーグ制覇、4度の日本一に大きく貢献しヤクルトの黄金時代を支えました。

上位指名確実と言われるほどの実力を持ちながら、「メガネをかけている」。それだけの理由で大学での指名はありませんでした。トヨタ自動車からヤクルトに入団し、その頭脳的リードで1年目から新人捕手初のゴールデングラブ賞を受賞、最終的にはベストナイン9度ゴールデングラブ賞10度を受賞しました。

 

歴史を塗り替える名キャッチャーになるのは誰だ!?

紹介した5選手はいずれも引退しており、現役のキャッチャーの中で、誰が歴史を塗り替えるのか注目です。私が選ぶ一番手に挙がってきそうな選手は、千葉ロッテマリーンズの田村龍弘選手だと思っています。高校時代から強肩強打として知られており、2014年時はスタメン47試合出場で盗塁阻止率.412、2015年は倍以上の109試合で盗塁阻止率.429をマーク。若くしてポスト・里崎の座をつかんだ田村選手に期待しています。

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外木寿希也

投稿者プロフィール

1996年/茨城県水戸市出身/AB型
『趣味』
野球観戦.草野球.筋トレ.ボクシング
茨城の高校野球展望・速報。
草野球チームに所属しています。

『好きな野球チーム』
阪神.DeNA.東洋大.青学大.常総.明秀.土日大.聖光.東邦.習志野

『ジャンル』
高校野球が主です。
プロ 大学 社会人野球など幅広く挑戦しています。

『目標』
野球等のスポーツ分野をメインでライティング、次世代プレイヤーを支援できるライターを目指しています。読者の皆様が納得でき、何度も読み返したくなる、説得力のある記事を書いていけるように頑張ります。

今年の茨城 イチオシ選手はプロ入りの兄を超えれる素材 明秀日立 細川拓哉選手です。投打に存在感を見せる2年生です。ぜひチェックを!


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