天井がなければどこまで飛ぶんだ!?東京ドームの『幻の場外』へアーチをかける男たち
ドーム球場では場外ホームランなんてあり得ない!?
そのあまりにも特大で痛烈な放物線を見て、「東京ドームでなければどこまで飛んでいたのだろうか…」と思ったことはないでしょうか?
現実から飛び越えて想像の世界へ私たちを連れて行った「東京ドームの場外ホームラン」—。
今までに、私たちの度肝を抜いたホームランは何本もありました。その中でも今回は、東京ドームで超特大の「場外」のホームランを放った4選手を紹介します。
松井秀喜
読売ジャイアンツの不動の4番に座り続けていた松井に、天井は邪魔なものでした。日本最後の年となった2002年の9月16日、自己新記録となった43号ホームランは天井に直撃し、そのままスタンドインするという衝撃的な軌道を描きました。この年、松井は当時史上8人目の50本塁打に到達しました。
清原和博
2002年の日本シリーズ第1戦。当時西武ライオンズのエースであった松坂大輔の渾身の145キロのストレートを弾き返すと驚くべきスピードで看板に直撃させました。「こんな男は見たことがありません!」「恐ろしい男です!」と清原がダイヤモンドを一周する間、実況は絶叫し、このホームランで勢いに乗ったジャイアンツは4連勝で日本一に輝きました。
ラルフ・ブライアント
1990年6月6日、日本ハムの角盈男から放った打球は、センターの天井に位置するスピーカーに直撃。設計上スピーカーに打球が届くことは不可能と言われていました。打球はフェアグラウンドに落ちましたが、東京ドーム史上初の認定ホームランとなりました。
フリオ・ズレータ
「パナマの怪人」と言われたズレータは、ロッテ時代に東京ドームでも規格外の一発を放っていました。2008年6月7日の対読売ジャイアンツ。バーンサイドから放った打球は、レフトの天井に吊るされた照明に直撃。打球はレフト・ラミレスの手元に落ちるも、ブライアントの一発以来の認定ホームランとなりました。
デビット・オルティース
アメリカからやってきたこの男にもまた、この野球場は狭すぎました。レッドソックスの4番として86年ぶりの世界一、ワールドシリーズMVPとなった2004年の日米野球で推定160mのホームランを放ちました。
天井では夢のアーチは遮れない
規格外のパワーと卓越した技術で、想像を遥かに超えたアーチを描くスーパープレーヤーたち。あなたの印象に残る「場外ホームラン」はどれですか?
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