あなたの記憶に残る一曲は?スタジアムの一体感を生む『登場曲』に注目

  • 2016/5/12
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球場の雰囲気まで変える一曲

打席に立つ時・マウンドに上がる時に流れる「登場曲」。選手の登場を告げ、視線は集中し、球場のボルテージは一気に上がります。「あの選手はどの曲を使っているのかな?」「この曲が使われている!」と新たな発見があり、野球観戦の一つの楽しみとも言えるでしょう。今回は、記憶に残る「登場曲」5曲をピックアップしてみました。

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「every little thing every precious thing」

藤川球児

今季、3年振りに古巣阪神タイガースに復帰した藤川投手がマウンドに上がる際に流れるのは、渡瀬マキさんがボーカルを務めるバンド、LINDBERG(リンドバーグ)の25枚目のシングルとしてリリースされた曲。藤川選手自身、プロ入り後からの苦労を支えてくれた夫人との思い出の曲という理由で使用しているそうです。同曲がスタジアムに流れ始めると、タイガースファンはメガホンを左右に振り大合唱で藤川選手を迎えます。

 

「キセキ」

中島裕之

現在、オリックスに在籍する中島選手の西武時代に登場曲と使用したのは、4人組ロックバンドGReeeeNの2008年5月7枚目のシングルの「キセキ」。同曲はドラマ「ルーキーズ」の主題歌として使われ、社会現象にもなりました。ネクストバッターズサークルからゆっくりと打席に向かう時、球場の空気が一変しましす。ビハインドの場面でも、「中島ならなんとかしてくれる」という期待感に包まれました。

 

「天城越え」

イチロー

2008年シーズン、当時マリナーズに所属していたイチロー選手が登場曲に選んだのは、石川さゆりさんの第28回レコード大賞金賞受賞曲(1986年7月発売)。当時、イチロー選手は紅白歌合戦で「天城越え」を歌う石川さゆりさんの姿を見て「これだ!」と思い、自ら石川さゆりさんに曲の使用許可を得たというエピソードがあります。演歌が全米に響き渡るのは異例でイチロー選手自身、

(記録など)何かを超えたかった。

と当時の心境を話しています。

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「RED」

黒田博樹

2015年米メジャーリーグから古巣広島へ復帰し話題を独占した黒田博樹投手。2015年シーズン黒田選手が登場曲に選んだのは、B’zが2015年6月に52作目のシングルとして発売。共通の知人を介して交友を深めた黒田投手とB’zのギター松本孝弘さんに黒田選手が直接依頼した事から始りました。作詞したボーカルの稲葉浩志さんは

他人には見せないであろう葛藤なども想像しながら言葉を選びました。聞き手の方達にも自分と投影出来る作品。

松本孝弘さんは

「Wow Wow」のパートは球場が一体となり、ファンの皆様の大合唱で盛り上げて頂ければと思います。

と語っています。

 

「あとひとつ」

田中将大

2013年6月に惜しまれつつ、解散した3人組ヒップホップグループ FUNKYMONKEYBABYSの14枚目のシングルとして2010年8月に販売されたこの曲。ジャケットに田中選手が起用された縁もあり、田中選手が9回のマウンドに上がる時限定で使用されました。印象深いのは2013年の日本シリーズ第7戦。前日は160球の力投もシーズンで唯一の黒星を喫していた田中選手が3-0でリードしている場面の9回の場面で登場。Kスタ宮城は大合唱に包まれ、楽天イーグルスは初の日本一に輝きました。田中投手はシーズン無敗の記録と日本一を置き土産に、舞台をメジャーに移し今や名門ニューヨークヤンキースのエースとして活躍しています。

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あなたの印象に残る一曲はどれですか?

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菊池博文信州スポーツ追っかけ隊

投稿者プロフィール

1980年11月1日生まれ
「信州スポーツ追っかけ隊」として活動。

ラジオ:FMさくだいら(76.5MHz)
「スポーツノーリミット」コメンテーター
高校野球特別番組「リミットブレイク」ナビゲーター
ライター実績:長野県野球専門誌「ninse」
長野県スポーツ専門誌「Nsports」
Jリーグ公式ファンサイト「JsGoAL」
サッカー専門新聞「エルゴラッソ」

誰が聞いても、読んでも分かりやすくスポーツを伝えたい。


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