山田哲人が継承!ヤクルト歴代背番号『1』の選手を振り返る
- 2015/12/22
- プロ野球
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『ミスタースワローズ』が継承してきた背番号『1』
2015年のプロ野球シーズンを沸かせた主役の一人が、ヤクルトスワローズの山田哲人選手です。ソフトバンク・ホークスの柳田悠岐選手と共に史上9人目のトリプルスリーを記録しただけでなく、プロ野球史上初の本塁打王と盗塁王のタイトルを同時受賞し、セリーグMVP獲得と、まさに記録ずくめのシーズンでした。
そんな山田選手が来季からヤクルトの背番号『1』を新たに背負うことが発表されました。
ヤクルトの背番号1は、歴代のヤクルトを背負ってきたスター選手が付けてきた重みのある背番号です。そこで、歴代の背番号1を背負ってきた名選手を紹介したいと思います。
若松勉(1971年~1989年)
背番号
- 57(1971年)
- 1(1972年~1989年)
主な記録・表彰
- MVP(1978年)
- 首位打者(1972年、1977年)
- 正力松太郎賞(2001年)
- 野球殿堂競技者表彰(2009年)
ヤクルト一筋19年、数々の記録を打ち立ててきた『ミスタースワローズ』若松勉選手です。1年目からレギュラーに定着し、2年目となる1972年に背番号を1に変更すると、打率.329で首位打者を獲得しました。
その後も歴代3位のとなる12回の3割を記録するなど、『小さな大打者』として活躍しました。ヤクルトの背番号1がスター選手の番号と呼ばれるようになった、パイオニア的存在と言えるでしょう。
池山隆寛(1984年~2002年)
背番号
- 36(1984年~1991年、2000年~2002年)
- 1(1992年~1999年)
主な記録・表彰
- ベストナイン5回(1988年~1990年、1992年~1993年)
- 5年連続30本塁打(1988年~1992年)
- 3割30本(1990年) *遊撃手としては、野村謙二郎、松井稼頭央の二人が達成
豪快なフルスイングを持ち味とし、『ブンブン丸』の愛称で親しまれた池山選手です。1989年に背番号1を背負っていた若松選手が引退し、1988年から4年連続の30本塁打という実績を買われて1992年シーズンからヤクルトの背番号1を背負いました。1990年代は野村克也監督の元、4回のリーグ優勝と3回の日本一に大きく貢献しました。
岩村明憲(1997年~2006年、2013年~2014年)
背番号
- 48(1997年~2000年、2013年~2014年)
- 1(2001年~2006年)
主な記録・表彰
- ベストナイン2回(2002年、2006年)
- ゴールデングラブ6回(2000年~2002年、2004年~2006年)
- WBC日本代表(2006年、2009年)
前任者の池山選手から2001年シーズンに背番号『1』を継承したのが岩村選手です。2000年シーズンにレギュラーに定着し、2001年から背番号1を背負うと、リーグを代表するバッターに成長し、2004年には当時のチーム最多となる44本塁打を記録しました。
2006年、2009年のWBCでは日本代表の一員として連覇に貢献し、2007年からはメジャーリーグへ移籍するなどヤクルトから世界へ羽ばたいた選手の一人です。
青木宣親(2004年~2011年)
背番号
- 23(2004年~2009年)
- 1(2010年~2011年)
主な記録・表彰
- 首位打者3回(2005年、2007年、2010年)
- シーズン200安打2回(2005年、2010年)*プロ野球記録
- WBCベストナイン1回(2009年)
山田選手の背番号1お披露目会見に登場したのが、ヤクルト背番号1の前任者、青木宣親選手です。2005年、2007年に首位打者に輝くなど実績十分で、球団からは背番号1への変更を要請し続けていましたが、青木選手が時期尚早であると断り続けていました。
しかし、2010年に満を持して背番号1を背負うと、自身3回目となる首位打者に輝きました。2012年からは岩村選手に続いて活躍の場をメジャーリーグへ移し、来シーズンはシアトル・マリナーズへの移籍が決まっています。
近年はメジャー移籍が目立つ背番号『1』。山田選手も続くのか!?
以上ヤクルトの背番号『1』を背負ったスター選手4人を紹介してきました。1990年代以降にメジャーリーグへの移籍選手が増え始めると、ヤクルトの背番号1を背負った岩村選手、青木選手と近年はメジャーリーグへ移籍するケースが増えてきています。
来シーズンからヤクルトの背番号1を背負う山田選手ですが、将来的なメジャーリーグへのステップアップも期待されます。大きな飛躍を遂げて迎える来シーズン以降どのようなプレーを見せてくれるのか、期待です!
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