【合同自主トレで大ブレイク予測】名選手との自主トレは選手を覚醒させる!?
- 2017/3/17
- プロ野球
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二刀流→トリプルスリー→神ってる
投手として二桁勝利、最速165キロ計測し、打者として打率3割超え、本塁打22本を放ち、前人未到の二刀流で大ブレイクした大谷翔平選手はダルビッシュ有選手。2015年にトリプルスリーを達成した柳田悠岐は糸井嘉男選手。名選手と自主トレを行ったこの2選手は、一気にプロ野球界トップクラスレベルに駆け上がりました。名選手と自主トレを行った選手は大ブレイクしている傾向があります。
なぜ覚醒できる?名選手の教えとは
阿部慎之介・小林誠司
打力向上 柵越え連発!いつもの小林選手ではありません。”師” 阿部慎之介選手とのグアム自主トレ。
「髪形を気にするくらいなら、もっと他に気にすることがあるはず。バリカンを持って来い」
しかし、グアム入り後に小林選手を丸刈りにする予定が一転、小林選挙自らがグアム入り前に丸刈りにし、気合いを見せました。自主トレでは、送球や捕球を指導しながら、課題でもある打撃も指導。3年間で通算8本塁打の男は、インパクトに力を込める、左内転筋の使い方など、師の熱血な指導によって覚醒。フリー打撃では、豪快なスイングで、柵越え12発を放ちました。課題が多いと言われていた小林選手、”師弟”自主トレで覚醒。WBCでも打撃開花を見せつけてくれました!
糸井嘉男・柳田悠岐
入団当時から「糸井タイプ」「糸井になれ!」と言われていた柳田選手。糸井選手との繋がりは、”トリプル2.5”発言でした。打率.250 25本塁打、25盗塁、この発言が糸井選手の目に留まり、2014年に糸井選手との合同自主トレが叶いました。
「プロ入りしてからこんなに走ったことはなかった。糸井さんクラスがあれだけやってるんだから自分ももっとやらないといけない」
「1球1球、めっちゃ丁寧に打っていた。自分の場合、慣らしというか、アップ込みで最初の何球か打っていたけど、それでバッティングが崩れる。そう考えるようになった」
ひたすら走り込みでの下半身強化でも驚かされた柳田選手ですが、それ以上に驚かされたのが糸井選手のティー打撃でした。
「一球の重み」 高校野球でよく使われる表現。一球一球を大切にする、集中する意識を保ちながら、糸井選手はティーを行なっていました。糸井選手は柳田選手に、「どれだけしっかり野球に向き合えるか」を無言で伝えました。
名選手との自主トレは柳田選手を変えました。「一球の重み」を頭に叩き込んだ柳田選手は、その後も練習・試合でその学びを実践。2014年には、打率.317 15本塁打 33盗塁、2015年に打率.363 34本塁打 32盗塁のトリプルスリーを成し遂げるほどに成長しました。
ダルビッシュ有・大谷翔平
高校時代、「みちのくのダルビッシュ」と呼ばれていた大谷選手。日本ハムにプロ入りした前代未聞の二刀流はプロ野球界の常識を覆しました。
そして、2016年には投手として最速165キロ、野手として打率3割超、22本塁打と投打で大ブレイク。漫画の世界のみでありそうな、この活躍っぷりが現実で今起こっています。
2016年の二刀流で大きく飛躍したのはなぜか。それは、本家ダルビッシュとの合同自主トレにありました。
ダルビッシュ選手は体作り、食事面でも豊富な知識を持っています。
「身体を大きくするには、食事を摂らなきゃいけない。一日6食とか7食。その間にプロテインとかも一日5.6回摂って、常に吐きそうな状態で毎日過ごしてました。」
「トレーニングはいくらキツくても耐えれるんですが、食事がヤバい。限界超えても食べ、腹が減ってない時間も食べ、もう一日中食べてる感じです。」
普段の食事でさえも、アスリートにとっては一つのトレーニングとなります。この食事の知識を大谷選手に伝えます。肉体改造に努める大谷選手は一日6.7食を摂るようにし、カロリーを多く摂った状態でウェイトトレーニングに励みました。この食トレとウエイトトレで、筋肉量を増加させ、体重100キロに迫る強靭な肉体を作り上げました。
この食トレ、筋肉を増やして行くトレーニングの目的は、「今まで100の力でないと、できなかったものを80の力で安定して発揮できるようにすることだ」と大谷選手、ダルビッシュ選手が口を揃えて言います。
大谷選手は2016年、80の力で160キロを連発し、本塁打を量産。正に目的を実現したということになります。ダルビッシュ選手との合同自主トレは大成功となりました。今オフもダルビッシュ選手と2年連続でトレーニングに励み、最速170キロ、30本塁打と、もはや日本だけでなく、世界を揺るがすような活躍を期待しています。