あの看板選手も実は!ドラフト最下位指名から這い上がった選手たち
- 2016/6/6
- プロ野球
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着々と力をつけてチームの中心選手に
毎年ドラマが生まれるドラフト会議。1位指名に注目が行きますが、下位指名選手や育成枠からも成功を収めてきた選手は多数います。今回は、ドラフト最下位指名から這い上がり、活躍した選手達を紹介します。
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工藤公康 名古屋電気高→西武 6位
- 入団1年目から中継ぎで起用され、27試合に登板し、1勝1敗の好成績を残しました。
- 1985年から本格的に先発に転向し、8勝をマーク。同年、自身初タイトルとなる最優秀防御率を獲得しました。
- 2006年までに在籍した3球団で優勝と日本一を経験しており、「優勝請負人」と呼ばれ、日本シリーズでも数々の記録を打ち立てました。最年長記録を次々と更新し、「鉄腕」とも呼ばれていました。
- 2012年に引退し、2015年から福岡ソフトバンクホークスの監督に就任。就任1年目にしてレギュラーシーズン、クライマックスシリーズ、日本シリーズの3部門において完全優勝を果たしました。
福浦和也 習志野高→ロッテ 7位
- 1993年、千葉ロッテから投手として、ドラフト7位で指名を受けました。入団後、半年で3回肩を壊し、当時の2軍打撃コーチだった山本功二氏から呼び出され、フリーバッティングを指示されたところ、その打力を山本氏に見いだされ打者に転向します。
- 入団4年目に1軍デビューし、即座に一塁レギュラーを獲得。しかし、その後は石井浩郎選手、フランク・ボーリック選手、初芝清選手らにポジションを譲ることが多く、外野を守ることもありました。
- 2001年に一塁手に復帰し、小笠原道大選手との熾烈な争いを制し、打率.346で首位打者を獲得し、本塁打は18本をマーク。中距離打者としてブレイクしました。
- 2014年シーズン終了時で、首位打者1回、ゴールデングラブ賞3回、ベストナイン1回を受賞しています。現在は40歳を越えても勝負強さは健在で、活躍を見せています。
畠山和洋 専大北上高→ヤクルト 5位
- 2000年に東京ヤクルトから5位指名を受け、入団。高校通算62本塁打の長打力が魅力的な選手です。
- 新人ながら、2軍のレギュラーに定着し、2002年に19本塁打、56打点でイースタンリーグの本塁打王、打点王の二冠に輝きました。しかし、打率.259、72三振、19失策と安定性に欠けていました。
- 2010年のオールスターゲーム以降、打撃と守備ともに安定感が出始め、レギュラーに定着し始めました。2013年9月に左脇腹を痛め怪我に悩まされるも、2014年には、打率.310、本塁打17、79打点を記録し復活の1年としました。2015年は、5月以降ホームランを量産し、4番に座りました。この年はキャリアハイの26本塁打、105打点を記録し、打点王を獲得しました。
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後藤光尊 川崎製鉄千葉→オリックス 10位
- 2001年にドラフト10位でオリックスに入団。2002年には、6番DHで開幕スタメン出場を果たしました。2004年は、打撃不振に陥り、ライバルの平野恵一選手らに差をつけられてしまいます。
- しかし、2005年には、長打力と走力を併せ持つことから全打順での出場を達成。打率.295をマークします。2006年は、一塁手2試合、二塁手72試合、三塁手11試合、遊撃手27試合と内野全4ポジションを守りました。
- 2014年から楽天でユーティリティプレーヤーとして、左翼手や一塁手で出場。2015年にはショート、セカンドでの出場が増え、4番として起用されたこともありました。
今野龍太 岩出山高→楽天イーグルス 9位
- 高校3年春は、部員わずか11人で臨んだ宮城県北部大会で準優勝し、チームを30大会ぶりに春季宮城県大会に導きました。3年夏の県大会初戦で、6者連続を含む16奪三振とノーヒットノーランを達成しました。
- 2013年のドラフト会議で楽天イーグルスから9位指名を受け入団。当時の1軍監督・星野仙一氏が「面白い。ええやないか。」と、評価したことで指名が実現しました。
- 150キロを出すことを目標として、ウエートトレーニングや下半身強化に取り組んだ結果、体重が7キロ増加。4月19日対日本ハム戦で150キロを計測。その後の試合では153キロをマークしました。
- 2年目のイースタンリーグでは17試合に登板し4勝をマークしました。現在は半月板の手術などの影響で育成選手となっていますが、将来、楽天投手陣を引っ張る将来性のある投手です。
スターになれるかはドラフトの順位じゃない
ドラフト会議は1位指名ばかりがスポットライトを浴びますが、過去でも最下位指名で活躍した選手は少なくありません。今後のドラフト会議で、1位だけでなく、下位指名にもぜひ目を向けてみてください!
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