スピードスター、赤星憲広。
野球選手として決して恵まれた体格の持ち主ではなかった彼が見いだしたエリア。—『盗塁』。
新人の年から5年連続セ・リーグの盗塁王を獲得。しかも3年連続60盗塁以上という大記録も成し遂げた。
盗塁の極意とは
彼の盗塁の技術、心理的な駆け引きなどについて語ったものが以下だ。
盗塁五つの視点
- 重要なことは「走る勇気を持つ」こと
- きちんと準備をすることで八割決まる
- 盗塁は練習ができない
- 「足が速い」=「盗塁ができる」ではない
- 「盗塁にスランプはない」は嘘
野球が面白くなる盗塁
- 「飛ばないボール」だからこそ盗塁を
- 「60個盗塁できれば三割打てる
- 盗塁は相手チームに心理的負担を与える
- 今、チームに必要なのは30盗塁の選手二人
- 八割の成功率というプレッシャーに勝つ
相手投手との駆け引きとは
- 投手のクセを見抜く
- 走りやすい投手、走りにくい投手がある
- うまい牽制とへたな牽制がある
- 山本昌投手に対しては100%の確率でできた
- 上原浩治投手とは騙し合いだった
- リードは大きく取るだけが能ではない
- 目の錯覚を利用した究極のリード
- 試合の中でどう軌道修正するか
捕手との心理戦
- ストレートとフォークで構えが違う
- 経験が浅い捕手の配球パターンを読む
- 大ベテラン谷繁元信捕手はすごい
- 強肩よりの送球の正確さが大事
- 盗塁阻止率ではなく、盗塁企画阻止率
相手チームを凌駕する秘策
- うまい一塁手はタッチプレーがうまい
- 守備がへたな二遊間のほうが走りにくい
- 二塁牽制のときは野手の動きは無視する
- 意外に重要な一塁ベースコーチからの情報
- 盗塁成功率が教えてくれる
- ピンチのときの盗塁は諸刃の剣
上達するための技術の磨き方
- 三盗というリスクとメリット
- スライディング、ヘッドスライディング
- 帰塁のとき頭から戻る理由を理解する
- いぶし銀の代走専門選手を研究する
- 「走・攻・守」を正しく
- 一番打者の第一打席の重要性
- ボールをカットする練習
- 最強の一番打者を目指す
さらにワンランク上の盗塁論
- スタートスピードよりタイミング
- ベースカバーは二塁手に入らせる
- 盗塁がしやすい球場と、しにくい球場がある
- 二塁ベース上にもストライクゾーンがある
- 究極のスライディング技術を極める
- 途中でやめる技術を身につける
- お尻でなく足で滑る
ランナー目線で視野がぐっと広がる
- すごい二番打者でチームがまわる
- 1000回の素振りより10時間の研究
- 走る喜びは勝つ喜び
- 今こそ真の機動力野球を
盗塁は奥が深く、面白い!
盗塁はつい足の速さに任せて大胆さと強引さで勝負するイメージがつきがちですが、実は繊細な駆け引きがあり、高度な心理戦の応酬が繰り広げられています。知れば知るほど面白い盗塁。今後は出塁後の走者の動きにも注目ですね!
記事のシェアありがとうございます!
いいね!して
いち早く記事を読もう!
▼ ▲
G-TIMESベージに[いいね!]しよう!