『盗塁成功率82.91%』鈴木尚広の盗塁論とその驚きの”リスク管理” 7/3「みんなのプロ野球ファンミーティング」開催レポート!
- 2017/7/26
- プロ野球
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盗塁論に迫る
プロ通算228盗塁、史上トップの盗塁成功率を誇る鈴木尚広氏(元巨人)。その走塁のスペシャリストが語ったのは、「みんなのプロ野球ファンミーティング」という、プロ野球選手を中心にプロ野球に精通したゲスト陣と、プロ野球スタジアムDJケチャップ氏が繰り広げるファン参加型ライブトークイベント。ファンとゲストの近い距離が魅力のこのイベント、第5回目のこの日は、プロ通算228盗塁、史上トップの盗塁成功率を誇る鈴木尚広氏をゲストに迎え、会場には、歓声も驚愕の声も、色々な声が湧いていました。
まるでテレビゲームの世界?!驚愕したプロ入り当初
高校時代、牽制で刺されたことがほとんどなく、試合に出れば盗塁を重ねていた鈴木さんだが、プロのピッチャーのクイックを見た瞬間に「すげー」と圧倒され全く動けなかったという。
プロ一番最初の衝撃は、デニー友利さんだった。クイックも速かったし、スライダーの変化が尋常じゃなく、フォークも視界から消えた。それはまるでファミコンの世界のようだった。
チームメイトが代走を期待してみんな見てくる
プロ入り当初はプロのレベルに圧倒された鈴木さんも、その走力でジャイアンツで不動の代走の地位を獲得していく。
最初に盗塁を走ったキャッチャーは谷繁さん。ちょうどこのイベント前日、東京ドームのレジェンドシートで鈴木さんと一緒だった谷繁さんに言われた言葉ー「鈴木に走られたらピッチャーが悪い」もはやキャッチャーがいくら頑張っても防ぎようがないと思わせるほどの、圧倒的な走者になっていた。
「由伸さんはまずネクストバッターズサークルで僕の居場所を確認するんです。で、ヒットで出て一塁でレガース外しながら俺を見てくる」
「矢野謙次は大体代走が俺なんですけど、こうやって(手の平を内側にし指を動かして)俺を呼ぶ。僕先輩なんですよ(笑)」
それ以外でも、色々な選手が代走を期待して鈴木さんを見てきたという。
何より、鈴木さん自身も強く驚いたのが、原監督が走塁が持ち味の松本哲也選手に対して「代走、鈴木」を告げたときだという。監督からの絶対の信頼があってこその采配。まさにスペシャリストと言える。
そんな鈴木さん、どのように盗塁を成功させていたのだろうか?