惜しまれる今季限りの闘将!星野仙一監督の4度のリーグ優勝を振り返る
- 2014/9/21
- プロ野球
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指揮を執った全ての球団でリーグ優勝
2014年9月18日、楽天の星野仙一監督が辞任を発表しました。中日、阪神、楽天の3球団の指揮官として、全ての球団でリーグ優勝を果たした『闘将』。監督としての通算勝利数も歴代10位にランクインしています。闘争心と育成力が光る星野監督。特に、若手選手の抜擢と育成には定評があり、立浪選手や福留選手、井川投手など、星野監督の下で才能を開花させた選手は数多くいます。今回はそんな星野監督の4度の優勝を振り返ってみました!
中日 1988年 79勝46敗5分 勝率.632
4月終了時点では最下位に甘んじていましたが、、7月9日から勝率.769(50勝15敗3分)と驚異的な巻き返しを見せ、10月7日に逆転優勝を果たします。就任2年目にして監督として自身初優勝、また、生え抜きの監督として優勝は球団史上初のことでした。チームとしては、新人王に輝いた立浪和義選手、移籍2年目の落合博満選手、18勝で最多勝に輝いた小野和幸投手、44セーブでMVPの郭源治投手が投打でチームを支えました。
中日 1999年 81勝54敗 勝率.600
開幕から11連勝し、スタートダッシュを果たしたこの年は、「投手王国」と称された抜群の安定感を誇る投手陣がチームを支えました。野口茂樹投手・川上憲伸投手・山本昌投手・武田一浩投手の4本柱が投手陣を牽引し、打撃陣は36本塁打のゴメス選手、打率.330の関川浩一選手らが中心として活躍しました。また、福留孝介選手と岩瀬仁紀投手の1998年ドラフト1位2位コンビが、ルーキーながらシーズン通してチームに大きく貢献しました。
阪神 2003年 87勝51敗2分 勝率.630
1試合平均5得点以上を誇る強力打線と、リーグ1位チーム防御率の安定感抜群の投手陣と投打のバランスが整ったチームは、シーズン序盤からペナントを独走し、18年ぶりのリーグ優勝を果たしました。首位打者に輝いた今岡誠選手や61盗塁の赤星憲広選手、移籍1年目の金本知憲選手の上位3選手が打線を、20勝で沢村賞に輝いた井川慶投手がエースとして投手陣をそれぞれ牽引しました。また、星野監督の「勝ちたいんや!」という言葉は、この年の流行語にも選ばれました。
楽天 2013年 82勝59敗3分 勝率.582
シーズン24連勝、大車輪の活躍を見せた田中将大投手がリーグ優勝・日本シリーズ出場日本一とそれぞれの瞬間でマウンドに登りました。星野監督は、楽天の監督就任3年目で球団創設9年目で初のリーグ優勝、日本一を果たします。マギー選手・ジョーンズ選手の両強力助っ人外国人に加え、藤田一也選手、枡田慎太郎選手、岡島豪郎選手らも監督の起用に応える活躍を見せました。
勝利と育成の両立は、実は簡単なことではありません。しかし、星野監督は若手選手を我慢強く起用し、育成する中で、チームの勝利につなげていく、まさに『名将』でした。
「ユニホームを脱いでも、いつまでもうるさいじいさんでいるぞ。覚悟しとけよと話した」
とコメントした星野監督の今後にも、注目したいところです。
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