『無安打勝利』から『キャッチャーライナー』まで!?プロ野球史に残る"珍"記録5選

  • 2015/12/2
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「こんな記録あったの!?」と驚く珍記録

1934年に日本初のプロ野球チーム、大日本東京日本倶楽部(現在の読売巨人軍)が誕生して以来、81年の歴史を誇る日本プロ野球。この歴史の中で様々な『記録』が生まれてきました。

2015年シーズンも、中日の谷繁元信選手兼任監督が野手最多出場記録を達成し、西武の秋山翔吾選手が年間最多安打記録を更新するなど、プロ野球史に残る新たな記録が生まれました。

華やかな記録が日の目を浴びる一方で、プロ野球の歴史の中では『こんな記録あったんだ』と驚く珍記録も生まれています。今回はプロ野球ファンなら知っておきたい、珍記録を集めてみました。

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振り逃げサヨナラ勝ち

この2014年5月6日ソフトバンク対日本ハム戦でソフトバンクが記録しました。1-0と日本ハムにリードされ、9回に同点に追いつき1アウト二、三塁でバッターは松田選手。日本ハム増井投手のフォークに三振を喫するものの、キャッチャーがこれを後逸。ランナーが三塁から返り、2-1でソフトバンクがサヨナラ勝ちを収めました。ちなみに振り逃げでのサヨナラ勝ちは1994年にオリックスも記録しており、この時のバッターはイチロー選手でした。

 

1試合で全ポジション守る

この記録は1974年9月29日の東映対南海の試合で東映の高橋博士選手が記録しました。『3番一塁』でスタメン出場した高橋選手は、一回ごとに捕手、三塁、遊撃、二塁、左翼、中堅、右翼を守り、九回に『高校時代少しかじっただけ』という投手として登板し、全ポジションを守りました。当時東映の球団社長を務めていた三原脩社長が、消化試合のダブルヘッダーを盛り上げるために発案しました。

 

無安打勝利

この記録もプロ野球史の中で、一度だけ記録されています。1939年の5月6日の阪急対南海の試合で、阪急が無安打ながら、2対1で南海を下しました。0-1と南海に一点リードされて迎えた六回に、一死満塁からレフトへの犠牲フライで同点に追いつくと、七回には無死一塁から次打者の送りバントを南海の名三塁手、鶴岡選手が暴投し、一塁ランナーがそのまま返り逆転。その後も阪急は安打が出ることなく、無安打ながら勝利を収めました。

 

1試合で勝利とセーブを記録

日本人初のメジャーでの投手コーチを務めた高橋直樹選手が、東映に所属していた1974年8月18日の対近鉄戦で記録しました。先発投手として登板し、5回を投げ勝利投手の権利を持ったまま降板すると、一度三塁の守備につき、セーブがつく条件で再登板し九回まで投げチームは勝利。プロ野球史上初の1試合で勝利とセーブを同時に記録した選手となりました。

尚、この翌年にルール改正によりセーブを記録する投手の条件に『勝ち投手の記録を得ない投手』という項目が追加されたため、この記録が生まれることはありません。

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キャッチャーライナー

巨人のV9時代を、内野のスーパーサブとして支えた滝安治選手が、1965年5月11日の対広島戦で記録しました。広島安仁屋選手の投球を滝選手が打ち返すと、この打球が投手安仁屋選手の膝に当たりホーム方向へ跳ね返り、捕手がこの打球を捕球し、前代未聞の『キャッチャーライナー』が成立しました。

 

他にもまだまだ存在する『珍記録』

以上の5プレーを紹介しましたが、他にも『13球団勝利』を達成した現ソフトバンク監督の工藤公康選手や、巨人の松本匡史選手が記録した『代走ホームラン』など球史に残る珍記録はまだまだ存在します。

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あなたの記憶に残る珍記録は何ですか?

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井本 佳孝

投稿者プロフィール

兵庫県生まれ愛知県出身/AB型/
【好きなチーム】
阪神タイガース
ニューヨーク・ヤンキース

【得意ジャンル】
プロ野球
MLB

【ライター実績】
『サッカーキング・フリー』原稿執筆
『サッカーキング・オピニオン』ライター
無料歌詞検索サイト『Utaten』コラム執筆


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