勝った方が全国制覇!?高校野球界の『伝統の一戦』早実vs日大三

  • 2014/10/24
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センバツへの切符

10月11日から秋季東京都高等学校野球大会が開幕しました。センバツの切符を争うことになるこの大会。初戦から早稲田実業と日大三高の対決となり、初戦から神宮第2球場は満員となりました。この日は、早実が序盤から打線が奮起。10-3でこの一戦を制しました。伝統と実績を持つ両校。西東京で繰り広げられるこのカードは高校野球界の伝統の一戦といっても過言ではないでしょう。

 

実績十分!高校野球を代表する両校

創部

  • 日大三高 1929年(昭和4年)
  • 早稲田実業 1905年(明治38年)

優勝回数

  • 日大三高 3回 (1971年春、2001年夏、2011年夏)
  • 早稲田実業 2回 (1957年春、2006年夏)

甲子園出場回数

  • 日大三高 34回
  • 早稲田実業 48回

甲子園勝利数

  • 日大三高 49勝
  • 早稲田実業 60勝

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甲子園決勝にも劣らぬ西東京大会決勝

過去何度も対戦している日大三と早実。決勝で当たり、超満員の観衆の中で甲子園への切符を争いました。中でも、2006年と2011年には、西東京大会の激戦を制したチームが、その全国制覇を果たす、という年になりました。

2006年 日大三 4-5x 早実

春の選抜ベスト8の早実と、3年連続で夏の西東京大会を制している日大三高の決勝戦。2万4000人近くの観客が詰めかけた一戦は、9回まで両者譲らず3-3。10回表には先攻の日大三高がエラーにつけ込み一点を勝ち越すも、すぐさま早実も1番川西選手のレフトへのタイムリーツーベースで同点。試合開始から3時間40分が経過した延長11回裏。5番船橋選手のセンターへのタイムリーでサヨナラ勝ちを決め、10年ぶりの甲子園の切符を掴みました。

その後、早実は球史に残る「延長15回引き分け再試合」を制し、初の栄冠

激闘を制した早実。甲子園での戦いでは、エースの斎藤佑樹投手は「ハンカチ王子」として、大フィーバーを起こす快投を見せます。決勝では田中将大投手擁する駒大苫小牧との「延長15回引き分け再試合」を制し、初の夏の甲子園の頂点に立ちました。

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2011年 早実 1-2 日大三高

西東京大会連覇を目指す早実と、春夏連続の甲子園出場を目指す日大三高。5年ぶりの後に早稲田大学でチームメイトとなる、日大三・吉永健太郎投手と内田聖人投手の手に汗握る投手戦となりました。吉永投手は走者を許しながらも14奪三振1失点という快投。対する内田投手も強力日大三高打線相手にを5安打2失点の力投。両投手を盛り立てるようにバックも無失策と、非常に締まった好ゲームでした。

その後、日大三は圧倒的な打力で2度目の全国制覇

甲子園への切符を手にした日大三高は、圧倒的な力で頂点まで駆け上がります。

  • 1回戦 vs日本文理 14-3
  • 2回戦 vs開星 11-8
  • 3回戦 vs智弁和歌山 6-4
  • 準々決勝 vs習志野 5-0
  • 準決勝 vs関西 14-4
  • 決勝 vs光星学院 11-0

6試合で全てで二桁安打でチーム打率は、驚異の.393。ホームラン6本を放ち、1試合平均10点を奪いました。見事10年ぶり2度目の全国制覇を成し遂げました。

 

これからも注目

日大三高と早実というカードになると、観客席がすぐ満員になり、両校に対する高校野球ファンの注目度が見て取れます。今年秋は惜しくも1回戦で敗退した日大三高も、一冬越えて、強いチームになって春に帰ってくるでしょう。今後も顔を合わせることになるだろうこの両校。次回の西東京での「伝統の一戦」が楽しみです!

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吉田 将来

投稿者プロフィール

GiGAthlete inc. Marketing

2006年夏の甲子園決勝再試合。
斎藤佑樹投手に憧れ、早稲田実業硬式野球部に入部。
2年秋からマネージャー兼助監督

大学1年時から株式会社ギガスリートにインターンとしてジョイン。
草野球リーグG-LEAGUEの飛び込みグラウンド営業や、
野球特化メディアの運用・記事執筆を担当。

大学卒業後、ギガスリートに新卒入社。

現在は、ビヨンドマックス ホームラン競争 企画・動画制作も行なっています。

Twitterでは、野球に関する様々な情報・意見もつぶやいています!
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