どれが最強!?『二桁勝利6人』から『二人で貯金31』まで!プロ野球歴代の強力先発ローテ6選
- 2016/1/18
- プロ野球
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常勝チームに強力先発ローテあり!
野球というスポーツにおいて投手が担う責任は大きいといえます。どれだけ打撃陣が打ったとしても。投手が相手打者を抑えられなければ負けることもあります。逆に、最小得点しか奪えなくても投手が0点に押さえれば勝てます。それだけチームの結果は投手の踏ん張りにかかっている部分が大きいといえます。
プロ野球の世界においても『常勝チーム』と呼ばれるような強力なチームには優秀な投手陣の存在がありました。今回はその中でも先発投手陣に焦点を当て、歴代の強力な先発ローテーションをまとめてみました。
読売ジャイアンツ(1990年)
- 斎藤雅樹(20勝5敗 2.17)
- 宮本和知(14勝6敗 3.69)
- 桑田真澄(14勝7敗 2.51)
- 木田優夫(12勝8敗 2.71)
- 香田勲男(11勝5敗 2.90)
- 槙原寛己(9勝5敗 3.96)
藤田元司監督の元、リーグ優勝を果たした1990年の読売ジャイアンツの先発ローテーションです。エース斎藤投手を始め5投手が二桁勝利、6番手の槙原投手も9勝を果たすなど充実の投手陣でした。20勝を挙げた斎藤投手はセ・リーグMVP、最多勝、最優秀防御率、最高勝率を獲得するなどまさにエースを呼べる働きを見せました。斎藤投手、桑田投手、槙原投手の3選手は『先発3本柱』と呼ばれ1990年代の巨人を支えました。
千葉ロッテマリーンズ(2005年)
- 渡辺俊介(15勝4敗 2.17)
- 清水直行(10勝11敗 3.83)
- 小林宏之(12勝6敗 3.30)
- セラフィニ(11勝4敗 2.91)
- 久保康友(10勝3敗 3.40)
- 小野晋吾(10勝4敗 2.81)
こちらはメジャー・リーグでも指揮をとったボビー・バレンタイン監督の元リーグ優勝、日本一を果たした2005年シーズンの先発ローテーションです。こちらは渡辺投手が15勝を上げたのを始めとして1990年の巨人を上回る、6人の投手が二桁投手を記録するという
強力な投手陣でした。リーグ優勝を果たし迎えた阪神との日本シリーズでは、自慢の投手力と打線を武器に4戦4勝という圧倒的な成績で日本一に輝きました。
福岡ソフトバンクホークス(2005年)
- 杉内俊哉(18勝4敗 2.11)
- 斉藤和巳(16勝1敗 3.27)
- 和田毅(12勝8敗 3.27)
- 新垣渚(10勝6敗 4.61)
- 星野順治(8勝5敗 4.30)
2005年にロッテと熾烈な優勝争いを繰り広げ、惜しくも2位に終わったソフトバンクの先発陣です。2000年代のダイエー・ソフトバンクを支えたのは何と言っても杉内投手、斉藤和巳投手、和田毅投手、新垣渚投手からなる『先発4本柱』の存在でした。18勝を上げた杉内投手はリーグMVPを獲得し、最多勝、最優秀防御率、沢村賞を獲得、斎藤投手も開幕15連勝を記録するなど16勝1敗の好成績で最高勝率のタイトルを獲得しました。
東北楽天ゴールデンイーグルス(2013年)
- 田中将大(24勝0敗 1.27 )
- 則本昂大(15勝8敗 3.34)
- 美馬学(6勝5敗 4.12)
- ダックワース(5勝5敗 4.31)
2005年に新球団として誕生し、星野仙一監督の元、球団創設9年目にして初優勝、日本一に輝いた年の先発陣です。このチームの柱は何と言っても24勝0敗という驚異的な成績を残し、シーズン後にニューヨーク・ヤンキースへ移籍を果たした田中将大投手でした。また前年のドラフト会議でドラフト2位指名を受け入団したルーキー則本投手もシーズン開幕投手を務めるなど田中投手に次ぐ15勝を挙げ、パ・リーグ新人王に輝きました。
阪神タイガース(2003年)
- 井川慶(20勝5敗 2.80)
- 伊良部秀輝(13勝8敗 3.85)
- 下柳剛(10勝5敗 3.73)
- ムーア(10勝6敗 4.35)
- 藪恵壹(8勝3敗 3.96)
2003年に18年ぶりとなるリーグ優勝を果たした阪神タイガースの先発ローテです。エース井川選手はセ・リーグでは1999年の上原投手以来となる20勝を挙げ、リーグMVP、最多勝、最優秀投手のタイトルを獲得しました。また、メジャー・リーグ、テキサス・レンジャースから移籍した伊良部投手、日本ハムからトレードで獲得した下柳投手も二桁勝利を挙げるなど、移籍組の活躍も目立ちました。
西武ライオンズ(1999年)
- 松坂大輔(16勝5敗 2.60)
- 西口文也(14勝10敗 3.41)
- 石井貴(13勝8敗 3.07)
- 豊田清(10勝4敗 3.89)
東尾修監督の元、ダイエー・ホークスに次ぐリーグ2位に輝いた1999年の西武ライオンズの先発ローテです。4人が二桁勝利を挙げた強力投手陣の中でも1998年に横浜高校からドラフト1位で入団した『平成の怪物』松坂投手は新人ながら16勝を挙げる働きをみせ、高卒新人としては54年ぶりとなる最多勝のタイトルを獲得しました。西口投手、松坂投手はどちらもエースと呼ぶに相応しい存在で『球界のエースは松坂、西武のエースは西口』と呼ばれていました。
来シーズンのソフトバンクの先発ローテに注目
今回は平成に入ってからの先発ローテに絞って6つ選んでみました。今現在のプロ野球界では来年のソフトバンク先発ローテは注目です。今年13勝を挙げた武田投手、5年連続二桁勝利を記録したエース摂津投手、9勝を挙げたバンデンハーグ投手、中田投手がいます。
さらに、メジャーから復帰を果たした和田投手、ケガからの復活を目指す『平成の怪物』松坂投手、同じく怪我からの復活を目指す大隣投手など、二桁勝利が期待できる投手が揃っています。3年連続日本一を狙う現代の常勝チームからどのような先発ローテが生まれるのか。来シーズンが楽しみです。
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