相手チームの選手とファン、そしてアナウンスからも愛される男

大谷翔平選手、中田翔選手といったスーパースター揃いの日本ハムファイターズの中で、ムードメーカーとして絶大な人気を誇る杉谷拳士選手。2015年は打率.295をマークし、大きな飛躍の年となりました。そんな杉谷選手をもっと知るためのエピソードを4つ紹介します。

 

甲子園で史上初の一球敗戦投手

1年生ながら名門帝京高校のショートのレギュラーの座をつかんだ杉谷拳士選手。2008年夏の甲子園、帝京高校は智弁和歌山と高校野球史に残る打撃戦を展開します。

投手を使い切ってしまった帝京ベンチは9回裏12対12の場面で杉谷選手をリリーフに送ります。しかし、初球にデッドボールを与えてしまい、交代。後を継いだ投手が杉谷選手の出したランナーの生還を許し、サヨナラ負けとなり、杉谷選手には史上初の「甲子園一球敗戦投手」の記録がつきました。

その後、甲子園には全部で3回出場し、2度ベスト8に進出しました。3年時はキャプテンとしてチームを牽引し、高校通算25本塁打を放っています。

 

声のデカさで入団テスト合格

高校卒業後は社会人への進路がきまっていましたが、プロの夢を諦めきれず日本ハムの入団テストに参加。そこで人一倍大声を出して目立っていたことが首脳陣の目に止まり、持ち前の野球センスと度胸も買われ、見事テストに合格しました。

 

野球人にとってはもはや名物！？ 中田翔 vs 杉谷拳士

「イジられキャラ」の杉谷選手ですが特にイジられているのが、 1学年先輩の中田翔選手。杉谷選手に対してハイタッチをスルーしたり、なんとなくボールをぶつけられたりと結構イジられています。しかし、一方の杉谷選手も中田選手に対して、ストレッチをしている最中にちょっかいを出したり、オフシーズンのトークショーで”口撃”したりと、物怖じする事なく反撃を繰り返しています。

 

場内アナウンスにイジられる

西武ドームでの日本ハムの打撃練習の際には、場内アナウンスが杉谷選手をイジるのが恒例となっています。

「杉谷選手渾身の打球が『まれにスタンドに飛び込むことがございます」

「内野も外野もベンチも守りますスイッチヒッターの杉谷選手がバッティング練習を行っております」

といったもので、日本ハムファンだけでなく西武の選手からも非常に評判が良いそうです。

 

背番号『2』で更なる躍進を！

2016年から、かつて小笠原道大選手が付けていた背番号2を背負うこととなった杉谷選手。2015年以上にファンサービスでもプレーでも魅せてくれるでしょう！

記事のシェアありがとうございます！

• tweet
•