2強時代に待ったをかけるのは!?信州夏の陣!長野県の高校野球に注目
- 2016/7/5
- 高校野球
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上田西、佐久長聖を追う高校は?
長野県の高校野球は昭和の初期に好成績を収めていますが、94年夏の佐久高校(現佐久長聖)のベスト4以来、主だった成績を残せていません。近年はの敦賀気比、日本文理など同じ北信越地区、また隣接する群馬勢の活躍も目立つだけに長野県の各高校も甲子園出場が目標ではなく、「甲子園で勝利・優勝」を目標に掲げて奮闘しています。
過去5年の夏の代表校は?
近年、中でも突出した高校が共に東信地区の佐久長聖高校、上田西高校が突出して成績を残し、長野県は2強時代突入とも言われています。
- 93回大会:都市大塩尻
- 94回大会:佐久長聖
- 95回大会:上田西
- 96回大会:佐久長聖
- 97回大会:上田西
94回大会から佐久長聖と上田西が交互に出場している形となっています。
以下のように、長野県は4つのエリアに分けられ、しのぎを削っています。
- 98年冬季五輪が行われた長野市を中心とした北信地区
- 国宝松本城を中心とした中信地区
- 大河ドラマ真田丸で一躍全国区になった上田市を中信とした東信地区
- 諏訪湖畔を中心としたの南信地区
続いて、それぞれのエリアで2強時代を阻止を狙う高校を紹介します。
古豪復活へ!昨年秋は県大会制覇 長野商業(北信地区)
オリックスのエース金子千尋選手の出身校。古豪の長野商業はことごとく佐久長聖高校の前に夢を絶たれています。94回大会は決勝戦で、95回大会は準決勝で涙を飲んでいます。その中でも、2015年秋の県大会ではその佐久長聖、上田西の2強を退け、秋は初制覇を達成しています。
今年は優勝候補の一角として甲子園を狙う。松本第一(中信地区)
96年創部の比較的歴史の浅い同校ではありますが、ここ近年は急速に力を付けて県でもベスト8以上の常連校になりました。今春は遂に初の県大会優勝のタイトルを獲得し、一躍、2016年の優勝候補に。2度夏の県大会は決勝戦で敗退しているのでいよいよ選手権の出場に照準を合わせています。
初の甲子園を目指します!過去最高は準優勝 小諸商業(東信地区)
過去に準優勝の最高成績を誇る東信地区の公立の雄。2014年の秋は北信越大会出場、2015年夏は準決勝敗退と安定した成績を残しています過去最高成績を超えるには、優勝のみ。
文武両道を実践。ベスト8の壁を打ち破れるか?長野(北信地区)
県内屈指の進学校と知られる長野高校。2016年春の選抜の21世紀枠の県推薦校として選出も、残念ながら選抜への出場はなりませんでした。夏の大会2年連続でベスト8と安定した成績を収めて、文武両道の見本校となっています。
7年間選手権から遠ざかる。強い松商復活なるか!?松商学園(中信地区)
全国でも甲子園出場最多を誇る松商学園。プロ野球選手も数多く輩出し、長きに渡り長野県高校野球のリーダーとして牽引してきた松商学園。89回大会から遠ざっています。2015年夏はベスト4。2016年春は準優勝と以前の様な力強い松商野球が戻りつつあり、選手権を狙えるまでの戦力は整いつつあります。
「強い長野県」復活は県民全員の願い。
古豪、新鋭校が切磋琢磨を繰り返して、長野県高校野球のレベルの向上を図っています。また、前田健太選手の恩師として知られる藤原弘介氏が佐久長聖高校の監督に就任してからは、県外から有力な選手が門を叩く様になったり、2016年より県内きっての名将、中原英孝氏が現場復帰、また元プロ野球選手の桃井進氏も監督になるなど指導者勢も活発化してきています。前述の藤原氏は
関東圏の強豪校との交流も多く、根拠のない名前負けする事も少なくなった。近畿エリアともレベルの差は感じなくなった。『長野の代表と当たったらイヤだな』と思わせたい。
と語ります。8月のお盆を過ぎると涼しくなる長野県の気候。長野県の代表校が夏の終わりを延長させる時が近い時代に訪れるでしょう。
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