球団名をネット公募!?先進的な試みを打ち出したライブドアフェニックス 実現したらどうなった?
- 2017/7/1
- プロ野球
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東北球団構想を作ったライブドア 新球団参入の流れを作る
2017年シーズン前半、破竹の強さで首位争いを繰り広げる、東北楽天ゴールデンイーグルス。2005年の球界再編で同球団が誕生して2017年で12年目になりますが、発足までには紆余曲折がありました。楽天と最後まで新球団設立を争った、ライブドアについても振り返ってみましょう。
新規参入企業として名乗りをあげた、ライブドア
近鉄バファローズ消滅に伴い生まれた新球団設立構想。手を挙げたのは、当時IT業界の寵児ともてはやされた、三木谷浩史社長の「楽天」とホリエモンこと堀江貴文社長率いる「ライブドア」でした。
ライブドアは球団運営会社として、「株式会社 ライブドアベースボール」を設立。そしてIT企業らしく、次々と前衛的な案を打ち出しました。
① オマリー監督
かつてヤクルトや阪神で長距離砲として活躍し、人気選手だったトーマス・オマリー監督を新球団の監督に据えることを考案。広島のブラウン監督やロッテのバレンタイン監督など、アメリカ球界で実績を残した監督を招聘することはあったものの、監督未経験の外国人を監督にするというのは例がありません。
② 球団名をインターネットで公募!?
なんと、球団名をインターネット上で公募。いかにもIT企業らしいアイデアと言えるでしょう。しかし、出てきた名前は・・
- 仙台ギャラクシーエンジェルズ
- 楽天
- 仙台ジェンキンス
- 仙台マーシーズ
- ホリエモン ふる太と鉄人兵団
- 浦和レッズ
- 阪神タイガース
以上のように投票された名前はいたずらと思われるものばかり。結局公募は中止になり、ライブドアは「仙台ライブドアフェニックス」に候補を絞りました。
③ サイ・ヤング賞7度のレジェンド投手が日本に!?
メジャーリーグの伝説的な投手、ロジャー・クレメンス投手に選手としてオファーを出すことを発案。2004年当時は半ば引退状態にあったものの、実現していたら大きな話題を呼んでいたことでしょう。
楽天球団が選ばれて「東北楽天ゴールデンイーグルス」が誕生したのは周知の通りです。
しかし、楽天は当初、大阪ドームを本拠地にすることを表明しており、先に本拠地を仙台にすることを提案したのはライブドアでした。そして、東北で高まった野球熱に応えるべく、楽天が本拠地を仙台に決定したことを考慮すると、ライブドアの功績は大きかったのではないでしょうか。
定着して長い年月が経ち、どのようにチームが発足したかを知らない、または忘れてしまった方も多いでしょう。贔屓のチームについて、発足や発展の歴史を調べてみると面白い事実がわかるかもしれませんね。
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