軟式から硬式への転向をスムーズに!KWBボール(Kボール)とはどんなボール?
中学の軟式野球部出身選手のハンデ
中学校の野球部の選手は、早い選手だと6月に引退となり、高校入学までに実に10ヶ月以上実戦から遠ざかってしまい、シニア出身の選手に比べると差は大きいと言えるでしょう。そのブランクの解消と硬球デビューのための準備として、近年普及し始めている「KWBボール」について紹介します。
KWBボールとは
KWBボールの素材は軟式球と同じゴムで出来ていますが、重さ・大きさは硬式球と同様です。中身が空洞になっている為、衝撃加速度や圧縮荷重値は硬式球の役3分の1という事もあり安全性が高い事も特徴になっています。素材がゴムの為、シニアでの経験がなくても違和感がなく馴染む事が出来きて硬式球へのスムーズな移行がする事が出来る、いわば「軟式と硬式をつなぐ架け橋」と言えるでしょう。以前は、「Kボール」と呼ばれ、2015年からは「KWBボール」と改称されました。
「KWB」ボールの由来
K=体に優しく安全で、硬式野球への架け橋 W=世界に通じる B=ボール
のそれぞれの頭文字を取って「KWB」ボールと名付けられました。
2001年より全国大会スタート 夏季・秋季と開催
8月中旬頃を目安に大会が開催されています。
選手権大会では
- 2014年:伊豆少年野球団
- 2015年:新潟KBWクラブ
が優勝しています。
選手間の切磋琢磨のきっかけにも
学校単位でのチームはありませんが、各都道府県、市町村で選手が集まってのチーム編成になります。他の学校で凌ぎを削っていた選手と一緒に出来るという可能性も出てきますし、高校入学の間に練習や実戦を経験出来る事は非常に選手にとってもプラスになる事でしょう。実戦から遠ざかる事なく、野球に対するモチベーションの維持が出来て、なおかつ体への安全性が高いKWBボールは、今後の野球界の底上げのカギを握るアイテムになりそうです。
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