いちばん大きく伸びるのはいつ??キャリアハイに見るプロ野球選手の成長のタイミング
- 2014/9/8
- プロ野球
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いつ結果が出るか分からない
結果が追い求められるプロ野球。しかし、それぞれの選手がいつ花開き、ピークを迎えるかは選手本人すら予想することが出来ません。
キャリアハイとなる成績を残すタイミングは、選手によって全く異なります。
今回は、プロ野球選手のキャリアハイについてまとめてみました!それぞれの選手の1番の成長のタイミングは、いつだったのでしょうか?
松井秀喜:打率.334 50本塁打 107打点(10年目)
翌年のメジャー移籍がシーズン中から噂されていた2002年。10年目の節目の年に、打率、本塁打、出塁率では自己最高の成績をマーク。首位打者争いは福留孝介選手に惜しくも敗れるも、本塁打・打点の二冠王と3度目のシーズンMVPに輝く。ジャイアンツの不動の4番として全試合に出場し、日本一に大きく貢献。最高の形で日本でのラストシーズンを締めくくり、シーズンオフにメジャー挑戦を宣言した。
田中将大:24勝 0敗 1セーブ 防御率1.27(7年目)
2013年開幕から24連勝、無敗のままシーズンを終えるという驚異的な成績を残す。最多勝、最優秀防御率、最高勝率、沢村賞、ゴールデングラブ賞、ベストナイン、MVPとタイトルをほぼ総なめにした。リーグ優勝、クライマックスシリーズ制覇、日本一の全ての瞬間でマウンドに立つなど、球団初の日本一の立役者となり、翌年ニューヨーク・ヤンキースへ大型契約で移籍する。
上原浩治:20勝4敗 防御率2.09(1年目)
現在ボストンレッドソックスの不動の守護神として活躍する上原投手は、プロデビューの年に驚異の成績を残していた。1999年、歴代4位タイとなる15連勝をマークするなど、最多勝・最優秀防御率・最多奪三振・最高勝率新人王・沢村賞のタイトルを獲得し、史上10人目、新人としては史上3人目の投手4冠を達成。また、この年「雑草魂」で流行語大賞も受賞した。
稲葉篤紀:打率.334 17本 87打点(13年目)
2005年にヤクルトから日本ハムへ移籍。移籍2年目の2006年は自己最多の26本塁打、日本シリーズMVPを獲得。その翌年、リーグ最多の176安打を放ち、首位打者に輝き、チームのリーグ連覇に大きく貢献する。打撃タイトルの獲得はプロ入り13年目にして初であった。
鉄平:打率.327 12本塁打 76打点 13盗塁(9年目)
中日時代は出場機会に恵まれなかったものの、楽天移籍後、レギュラーの座を掴むと、高校時代「九州のイチロー」と呼ばれた才能が開花。2009年、24試合連続ヒットを記録するなど、前半戦から高打率をキープ。打率、本塁打、打点、盗塁で自己最高を記録し、歴代5位のシーズン13三塁打もマークし、ベストナインも獲得した。
下柳剛:15勝3敗 防御率2.99(15年目)
37歳となった2005年、自己最高の防御率2.99、15勝を挙げ、史上最年長での最多勝を獲得。キャリア前半は中継ぎ中心に活躍していたが、阪神移籍1年目から先発ローテーションの一角として、2003年からの6年間の5度の二桁勝利を記録した。
山﨑武司:打率.261 43本塁打 108打点(21年目)
オリックスで戦力外通告を受け、一度は現役引退も覚悟した山崎選手。しかし、楽天の野村克也監督の元で「配球の読み」を駆使し、その打撃が復活。38歳となった2007年、自己最高の43本塁打108打点の成績で二冠王を獲得。21年目での本塁打王、打点王は史上初の快挙で、この年のオフに自己最高年俸も更新した。
まずはあきらめないこと
ルーキーイヤー、新天地で心機一転してから、メジャー挑戦を前の締めくくりのタイミング、晩年、こうしてみると人間の成長のタイミングは分からないものです。現在何かしらで壁に直面したり、結果を残せなかったとしても、諦めないことで花開くこともあるという事実。着実に成果を上げていたとしても、もうひと頑張りでさらなる成長が待っていたりもします。
野球のみならず、人生の全てのことに通じる教訓を見て取れた気がしました!
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