ゲーム差なんて関係なし!?球史に残るペナント大逆転劇3選!
- 2016/7/14
- プロ野球
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今年はどんなドラマが待っている?
古田敦也氏によると、一般的には3ゲーム差をひっくり返すのに1ヶ月かかるそうです。ところが、球史を振り返ってみると10ゲーム以上差がつけられたところから、大逆転優勝を果たしたチームもあります。野球は理屈じゃないー。そんなペナントでの大逆転劇をご紹介します。
1996年 セ・リーグ 優勝:読売ジャイアンツ
7月6日の時点で首位カープに最大11.5ゲーム差をつけられたものの、7月9日の広島戦では日本記録タイとなる9者連続安打、7得点を奪い勝利したのを機に巨人の快進撃がスタート。
- 3番 松井秀喜 打率.314 38本塁打 99打点
- 4番 落合博満 打率.301 21本塁打 86打点
- 5番 マック 打率.293 22本塁打 75打点
- 6番 清水隆行 打率.293 11本塁打 38打点
特にこの年のジャイアンツを支えたのは、強力な主軸打者。各選手打率3割前後を残し、松井選手に関しては38ホーマーでチームの優勝に大きく貢献しました。
7月16日には長嶋茂雄氏の名言の一つである「メークドラマ」宣言。ゲーム差はどんどん縮まり、100試合目で首位に立ち、10月6日に巨人のリーグ制覇が決まりました。
1998年 パ・リーグ 優勝:西武ライオンズ
この年の前半戦は日本ハムが田中幸雄選手、片岡篤史選手などを筆頭とした「ビッグバン打線」を武器に前半戦を独走。7月には10ゲームの差がついていました。日本シリーズにおいて、横浜の「マシンガン打線」との対決が期待されていましたが、後半戦で日本ハムは悪夢ともいえる失速。そこへ西武が一気に追い上げを見せます。前半戦乗れなかった打線が、松井稼頭央選手、高木大成選手、マルティネス選手を中心に爆発、さらに投手陣では前半不調だった西口文也投手が後半大活躍。13勝12敗でチーム唯一の二桁勝利をマークしました。
・森慎二 52試合 8勝8敗5S 防御率 3.81
・橋本武広 66試合 1勝4敗5S 防御率 3.53
・デニー友利 53試合 7勝4敗8S 防御率 2.60
・杉山賢人 44試合 0勝0敗1S 防御率 2.50
中継ぎ陣では橋本武広が66試合、デニー友利が53試合に登板するなど、リリーフ陣が大車輪の活躍でチームを支えました。
2008年 セ・リーグ 優勝:読売ジャイアンツ
7月8日の時点で阪神に最大13ゲーム差をつけられていたものの、阪神の失速、巨人の若手の台頭などにより、9月には破竹の12連勝を飾るなどの大進撃。見事にセ・リーグ新記録となる逆転優勝を果たし、「メークレジェンド」を成し遂げました。
・山口鉄也 67試合 11勝2敗2S23H 防御率 2.32
・越智大祐 68試合 3勝3敗0S10H 防御率 2.40
・豊田清 50試合 3勝2敗0S26S 防御率 3.30
・クルーン 61試合 1勝4敗41S0S 防御率 2.21
・小笠原道大 打率.319 45本塁打 125打点
・ラミレス 打率.310 36本塁打 96打点
また、2年目の坂本勇人選手など若手の台頭とともに、逆転優勝の要因となったのは、盤石のリリーフ陣と主軸の2人の活躍でした。
諦めなかったチームが最後に笑う 勝負は夏場!
2016年のペナントレース。前半戦を終えた段階で、セ・リーグは広島が、パ・リーグはソフトバンクが首位を走っています。
しかし、今回紹介した例でもあったように、何があるかわからないのがプロ野球のペナントレース。シーズンも中盤に入り、疲れから打線が湿った時期に投手陣の疲れのピークが重なるようなら、他5球団には大きなチャンスです。
また、大逆転には首位の失速も大きな条件にはなりますが、大前提として下のチームが諦めずに最後まで戦うこと。2016年のシーズンは、どのようなドラマが待っているのか、期待して見ていきましょう!
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