超高速サイドハンド 林昌勇(イムチャンヨン)投手は今どうしてる?!
MAX160キロ ストッパー
林昌勇(イムチャンヨン)投手と言えば、日本のファンにとっては元ヤクルトのクローザー、あるいは2009年の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)決勝で、延長10回にイチロー選手に決勝点となる2点タイムリーを打たれ、敗戦投手となった投手として記憶に新しいのではないでしょうか。躍動感あふれるサイドハンドからMAX160km/hのストレートは、多くの野球ファンの目を釘付けにしました。
圧倒的な韓国での実績を経てヤクルトへ
韓国プロ野球では、ヘテタイガース(現起亜タイガース)、三星ライオンズで最優秀救援投手2回、最優秀防御率1回という実績を引っ提げて、2008年のシーズンから日本のプロ野球へ移籍。ヤクルトに5年間在籍し、128 セーブと守護神として大車輪の活躍をしました。特に2010年は53試合に登板し35セーブ、防御率1.46、WHIP0.86と日本球界在籍時のキャリアハイを記録します。しかし2012年には、古傷である右肘の故障を発症させてしまい、右肘靱帯の再建手術を受けることになり、シーズンをほぼ1年棒に振ってしまいます。結局ヤクルトにはこの年を最後に退団することになります。
37歳でメジャーデビュー!
ヤクルト退団後2012年末に渡米し、37歳となるシーズンでメジャーリーグのシカゴ・カブスとマイナー契約を結びました。その後2013年9月にメジャーへ昇格し。9月7日に行われたミルウォーキー・ブルワーズ戦の7回表、3-4のビハインド1死ランナーなしの場面で打者3人に対し1安打1四球無失点のMLBデビュー登板を果たしました。このときメジャーで初めて安打を打たれたのは奇しくも、ヤクルト時代の同僚の青木宣親選手でした。この年はこれ以降5試合にリリーフとして登板しましたが、オフにFAとなります。2014年に、カブスとマイナー契約で再契約しましたが、開幕前の3月に再度FAとなってしまいました。
昨年再び韓国球界へ
その直後に、韓国球界への復帰が決まります。2014年3月26日、古巣の三星ライオンズへ復帰することが発表されました。
そして、2014年5月4日、NCダイノス戦にて日韓通算300セーブを達成しました。なお、昨年は最終的に31セーブを記録しました。2015年はここまで7月5日現在、26試合に登板2勝 2敗15セーブで、オールスターのファン投票でも抑え投手部門で2位に大差をつける1位で選出されました。39歳を迎えてもストレートは最速150km/h超を計測するなど、人気・実力ともに健在のようです。なお、三星ライオンズは現在首位を快走しており、今年もしアジアシリーズが開催されれば、また林投手の投球を見られるかもしれません。
今後も林投手の一層の活躍を期待です!
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