導入15年目!高校野球史に残るセンバツ21世紀枠校の活躍
- 2016/4/20
- 高校野球
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球児達に希望を、郷土には勇気を!
智弁学園の優勝で幕を閉じた2016年のセンバツ。センバツの一つの楽しみとして、21世紀枠校の活躍があります。今大会は釜石高校・長田高校・小豆島高校の3校が選出。小豆島高校の樋本主将が選手宣誓を行い、初戦で21世紀枠同士の対戦「釜石vs小豆島」が激突。1点を争う好ゲームとなりました。今回は、過去に甲子園を盛り上げた21世紀枠校の活躍をピックアップしました!
記念すべき初めての21世紀枠でベスト4と躍進「宜野座旋風」宜野座高校(沖縄)
秋は県大会ノーシードから勝ち上がり21年ぶり2度目の優勝を飾り、九州大会でもベスト8入りした事が評価されて、第73回大会で選出されました。初戦の岐阜第一を2対7で破るのを皮切りに、桐光学園(神奈川)・浪速(大阪)に勝利を収めます。準決勝で仙台育英(宮城)に7対1で敗戦したものの見事にベスト4入りを果たしました。
東日本大震災からの復興の旗印に 石巻工(宮城)
第84回大会、東日本大震災で大きな被害を受けた中、ボランティア活動で地元を励まし、前年の宮城県大会で準優勝した事が評価されて選出されました。選手の中には津波で自宅が損壊した選手も在籍していましたが、グラウンドに「あきらめない街、石巻!!その力になる!」と大きく掲げ、練習に励みました。甲子園での開会式では、
「見せましょう、日本の底力、絆を。 われわれ高校球児にできること。 それは全力で戦い抜き、最後まであきらめないことです。 今、野球ができることに感謝し、全身全霊で正々堂々とプレーすることを誓います」
と石巻工の阿部主将が堂々とした選手宣誓を行いました。
「野球」という言葉を初めて使った正岡子規でゆかり。82年ぶりの出場 松山東(愛媛)
前年夏の愛媛大会で準優勝、秋の県大会でも県準優勝の実績と他の運動部とのグラウンドの共有、学業との両立を図った事が評価されて第87回に選出されたのが松山東高校。前回出場が旧松山中時代に出場した昭和8年以来で、82年振りの出場は史上最長ブランクでの登場となりました。松山東高校には多数の著名人を輩出していて、中でも正岡子規は「野球」という表記を初めて用いました。野球に貢献した先人達の思いを乗せた伝統あるユニフォームをまとい、初戦で二松学舎大付を5-4で下し、センバツ初勝利を果たしました。
選手には希望を、郷土には勇気をもたらせてくれる21世紀枠。あなたの印象に残った高校はどこですか?
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