高校時代は巨人 田口麗斗に投げ勝つ

3年夏に瀬戸内高のエースとして甲子園に出場し、現在、東京ガスで腕を磨く山岡投手。キレ味抜群のスライダーを持ち、ドラ１候補の呼び声高い山岡投手ですが、一体どんな選手なのでしょうか。紹介したいと思います。

2013年 広島県大会決勝 伝説の再試合制し甲子園へ

2013年夏の広島大会決勝。相手は広島新庄高。巨人で活躍している田口麗斗選手との投げ合いが印象に残ってる方は少なくないと思います。1試合目は延長15回0-0とお互い譲らず、再試合に。2試合目は1-0で瀬戸内高が勝ち甲子園出場を決めました。

瀬戸内高の山岡選手は1試合目は毎回の15奪三振1安打完封、9回1死までノーヒットの好投を見せました。再試合となった2試合目は奪った三振は6個ながら、被安打5無失点と2試合連続完封の圧巻のピッチングでした。

甲子園では強豪 明徳義塾高に惜しくも敗れましたが山岡選手は2失点に抑え、自慢のスライダーで相手打者を手玉に取っていたシーンも目立っていました。

瀬戸内高時代の山岡選手のピッチングを見たダルビッシュ有投手が

甲子園で投げた投手で最高の投手。

と絶賛したことで、さらに野球ファンの注目を浴びます。

東京ガスでさらに成長

瀬戸内高卒業後は、プロ志望届を提出せず東京ガスに進みました。社会人野球では、自慢の縦のスライダーを見逃されることも多くなり、社会人野球のハイレベルな打者達に苦しみながらも、1年目から先発投手の座を勝ち取ります。都市対抗本戦で最速150㌔をマークし、「山岡はスライダーだけじゃない」ところを見せつけました。

2年目から先発1番手の座を掴み、6勝6完投2完封、防御率1.14の好成績を残し、1年目、2年目共に日本代表に選出された山岡選手。田中正義選手(創価大)、生田目翼選手(流経大)のドラ1候補コンビが怪我に悩まされており、山岡投手に注目が集まります。

低めに伸びてくる140㌔台のストレートと縦に落とすスライダーを武器に都市対抗優勝、ドラフト1位を目指します。

プロではどんなピッチャーになる？

高校時代は、即戦力というより伸びしろのありそうな好右腕という印象でしたが、社会人野球で揉まれ、ストレート、縦のスライダーに加え、速いチェンジアップや遅いチェンジアップを使う緩急も身につけ、プロでも即戦力レベルに成長した山岡投手。

短いイニングを任せるもよし、先発でもよし、どちらでも柔軟に対応できそうな山岡投手。完成度が高く、1位指名が予想されます。プロでも巨人の田口選手との投げ合いが観たいですね。

• tweet
•