全国制覇・大阪桐蔭を封じたスーパー1年生 寺島成輝!戦国大阪でもがき、苦しみ、成長した3年間
- 2017/1/20
- 高校野球
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2年夏
いきなり事実上の決勝戦!?初戦で大阪桐蔭と激突
メキメキと頭角を現してきた寺島選手は2年となり、溝田選手と永谷選手の右腕二枚看板も健在で、全国トップクラスの投手陣を揃えていた履正社。
しかし、試練が訪れます。
迎えた夏の大阪大会、初戦の相手はなんと大阪桐蔭でした。全国で唯一、シード制を取らない大阪大会ならではの激突になり、これには大阪だけでなく全国の高校野球ファンも驚きを隠せませんでした。異例球場変更で、舞州ベースボールスタジアムで試合となりました。
履正社先発は2年生の寺島選手。完投するも、5失点で敗戦投手となり、夏の甲子園連覇を狙う大阪桐蔭の大きな壁を超えることはできませんでした。
まるで藤浪ロード!?
2年生の夏 大阪桐蔭に初戦で敗れた寺島選手。1年生時から、履正社投手陣の中心として活躍し、躍動するその姿。阪神タイガースの藤浪晋太郎投手(大阪桐蔭)と重なります。注目を集めながらも、2年夏に甲子園を逃し、まるで最後の夏と言わんばかりの悔しさを滲ませた姿。藤浪選手は最後の夏、大阪大会を制し、甲子園でも圧倒的なピッチングで春夏連覇を達成。寺島選手は果たして・・
3年夏
これまでの経験を糧に、最後の夏で甲子園切符を掴み取る!
2年秋は大阪大会3位決定戦でも敗れ、最後の夏に賭けた寺島選手。夏の府大会を順調に勝ち進み、迎えた5回戦。相手は2015年準優勝の大体大浪商、エースの西田選手は最速147キロを誇る好投手。5回までに履正社が西田選手から2点をもぎ取ります。この夏の寺島選手に2点は十分すぎる援護点でした。最終回の大体大浪商の執念の攻撃を振り切り、ベスト8へ。
履正社は5回戦以外、全て7点差以上の圧倒的な強さを見せ、大阪を制します。寺島選手は毎年注目され、ようやく最後の夏に甲子園という大舞台に立ちました。
積み上げてきた努力とセンスで、プロでも進化し続ける
悔しさを乗り越えた 超高校級左腕 寺島成輝。大会ナンバーワン左腕と言われ、甲子園では東の横綱 横浜相手に1失点完投勝利、東京ヤクルトに1位指名される実力を持ちながら、甲子園出場は一度のみ。”大阪を制する”と言う事がどれだけ難しいかが分かります。
成績こそ違えど、最後の夏に最大の真価を見せたピッチングは藤浪選手と同じで、プロ1年目から即戦力として二桁勝利の可能性は少なくありません。もちろん、プロでも先発でというのが大前提だと思いますが、1年夏、名門 大阪桐蔭相手に8回ロングリリーフも経験しており、ハートが強い印象がある寺島選手は、リリーフ・抑えの適性もありそうですね。
悔しさを力に変えて、甲子園を沸かせたナンバーワン左腕。プロでも見事なピッチングでファンを沸かせてくれることを期待して待っています。
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