ジャグジーで観戦!?独立リーグ球団『セントポール・セインツ』が奇想天外すぎて大人気!
- 2016/2/8
- メジャーリーグ
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チケットは売り切れ必至!超人気独立リーグ球団
あなたは『独立リーグ』と聞いて、どのようなイメージがありますか?『プロ入りを目指す選手たちが集う場』というイメージが強いかもしれません。しかし、アメリカでは、黒字経営を続け、年間観客動員数40万人を誇るアメリカ独立リーグ球団があります。その名も『セントポール・セインツ』。一体どのような手法で人気を獲得しているのでしょうか?
『野球』で魅せるメジャーと『野球以外』で魅せるセインツ
メジャーリーグの魅力が「一流選手によるレベルの高いプレーが見れること」だとすると、セインツの魅力は「行ってみると何かと楽しめる場所であること」だと言えるでしょう。セインツは試合に「高いエンターテイメント性」という付加価値を付け、「球場に来たら野球以外でもファンを楽しませよう」という考えを持って球団を経営しています。
お客さんを楽しませる様々なアイデア
メジャーリーグの球場でも、日本に比べればエンターテイメント性が高いと言われていますが、セインツはさらにその上を行くサービスを行っています。
- ジャグジーに入りながら観戦できる「ジャグジー席」がある
- 試合終了後の最後の1球をファンが投げる「終球式」を行う
- 球場内にいつでも遊べる「卓球台」がある
- 大人は入場禁止の「子供の日」がある
- 試合を見ながら「マッサージ」受けられる
- 試合成立の5回裏までファンは球場外でバーベキューをして待機する「観客動員ゼロを祝う日」がある
ファンに「面白い!」と思わせ「また来たい」と感じさせるようなユニークな仕掛けやイベントが行われます。
奇抜なサービスは父の代から
セインツのこのサービス精神は、オーナーであるマイク・ヴェックさんの父、ビル・ヴェックさんから引き継がれたものでした。ビルはインディアンスやホワイトソックスのオーナーを務めた人物で、当時としては珍しく「野球の面白さ」ではなく「エンターテイメント性」に重点を置いてファンを楽しませようとしました。この考えを息子であるマイクが継ぎ、さらに発展させたものがセインツのサービス精神であると言えます。
日本でも取り入れられつつある「試合に付加価値を」という考え
日本でも野球に限らず数年前から「無料ユニホーム配布」や「球場でB級グルメフェスタ開催」など、様々なサービスで試合に付加価値を付け、お客さんを呼び込もうとする動きが活発化しています。これによって多数の球団が観客動員数増加に成功しており、今後もこの動きは加速していものと思われます。
「人気球団=強豪球団」という概念に囚われず、セインツのようにアイデア次第で球場を満員にする事も不可能ではないと言えるでしょう。