【分析】過去の成績から見るオープン戦よりもシーズン順位が「沈む球団」「上がる球団」

  • 2016/4/5
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「オープン戦ダメだったけど大丈夫かな…」というファンの方必見!

2016年のオープン戦はタイガースが優勝し、11年振りの優勝へ向けて盛り上がっています。一方で、日本ハムやヤクルトなど前年度好調だったチームが下位に沈みました。

今回は、2006年から2015年までの10年分のオープン戦と公式戦の順位を比較してみました。

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ここ10年のデータから見る、巨人の「キープする力」と西武の「上昇力」

オープン戦の順位をセ・パの球団別に分け、それぞれのリーグで1~3位の球団を「オープン戦Aクラス」4~6位の球団を「オープン戦Bクラス」としました。

  • 順位上昇率:オープン戦の順位よりも公式戦の順位が高い確率
  • 順位下降率:オープン戦の順位よりも公式戦の順位が低い確率
  • Aクラス上昇率:オープン戦でBクラス→公式戦でAクラス になる確率
  • Bクラス上昇率:オープン戦でAクラス→公式戦でBクラス になる確率

 

セ・リーグ

順位上昇率 Aクラス上昇率

(公式戦Aクラス/OP戦Bクラス)

順位下降率 Bクラス転落率

(公式戦Bクラス/OP戦Aクラス)

ヤクルト 30% 33%(2/6) 50% 25%(1/4)
巨人 60% 75%(3/4) 10% 0%(0/6)
阪神 60% 50%(2/4) 20% 0%(0/6)
広島 20% 0%(0/6) 80% 60%(3/5)
中日 40% 40%(2/5) 40% 0%(0/5)
DeNA 10% 0%(0/6) 70% 100%(4/4)

 

パ・リーグ

順位上昇率 Aクラス上昇率

(シーズンAクラス/OP戦Bクラス)

順位下降率 Bクラス転落率

(シーズンBクラス/OP戦Aクラス)

ソフトバンク 20% 100%(1/1) 50% 22%(2/9)
日本ハム 50% 75%(3/4) 20% 17%(1/6)
ロッテ 30% 33%(2/6) 50% 75%(3/4)
西武 60% 50%(3/6) 20% 25%(1/4)
オリックス 40% 25%(2/8) 40% 100%(2/2)
楽天 30% 0%(0/5) 60% 60%(3/5)

 

巨人はここ10年でオープン戦より順位が落ちた事は1度しかなく、オープン戦で6度Aクラスになりながらも公式戦でBクラスに転落したことはありません。

また、西武は60%の確率でオープン戦より順位が上昇し、2010年から2012年にかけては3年連続でAクラス上昇を果たすなど前評判を覆す力があります。

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今シーズンのオープン戦順位に当てはめると

今シーズンのオープン戦順位をセ・パリーグ別に分けるとこのようになります。

 

セリーグ パリーグ
1 阪神 ロッテ
2 広島 ソフトバンク
3 巨人 楽天
4 ヤクルト 西武
5 中日 日本ハム
6 DeNA オリックス

順位下降率10%、Bクラス転落0回の阪神がセリーグの首位に立ち、上位を固めるセリーグに対して、西武や日本ハムといったAクラス上昇の可能性の高い球団がBクラスにいるパリーグは混戦となるかもしれません。

 

いろんな切り口で予想を立ててみては?

今回は10年分のデータを集計し、オープン戦と公式戦の順位の傾向を探ってみました。様々な情報を参考に、シーズンの予想を立ててみると、さらにプロ野球を楽しめるかもしれませんね!

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