初の世界一へ!高校生侍ジャパン スタメン・投手陣を考えてみた
本気の選考で清宮・安田・金成の夢のクリーンナップが見れるか
第4回WBCでは無敗で準決勝に乗り込んだ侍ジャパンでしたが、優勝したアメリカに1-2と惜敗し、世界一奪還はなりませんでした。しかし、2017年は世界一を狙うもう一つの戦いが待っています。9月に行われるU-18W杯です。高校日本代表のW杯優勝はまだありません。
狙うは『2017年 高校生侍ジャパン初の世界一』。
今回は、センバツで輝いた選手・惜しくもセンバツ出場はならなかった超高校級選手から、U-18日本代表のスタメン・投手陣を考えてみました。あなたなら誰を選出しますか?
選考期間を変更し本気モード!じっくりと世界一へ向けたチーム作り
これまで最強メンバーで挑み、過去4度決勝進出したU-18侍ジャパン。しかし、後1勝が遠く、優勝の壁は厚いです。その壁を越えるべく、高野連は、今までセンバツ終了時の発表となっていた1次候補選手選考を6月としました。全国の好選手を幅広く余裕を持った選考ができるようになりました。2017年のWBC日本代表もじっくりチームを作っていったのと同じで、U-18日本代表も世界一のためのチーム作りを目指します。
野手編
捕手
古賀悠斗選手(福岡大大濠)
2年秋に捕手転向で、経験は浅いですが、実力は本物。二塁送球1.8秒の強肩に、高校通算40本を越える本塁打とパンチ力も魅力的。センバツ2回戦の滋賀学園との再試合では、エースを助ける決勝2ランホームランを放ち、打って守って福岡大大濠を8強に導きました。
一塁手
清宮幸太郎選手(早稲田実業)
世代を代表する超高校級スラッガー。1年時にすでに、U18日本代表の4番を務めています。W杯では好成績を残せませんでしたが、大学日本代表との壮行試合では田中正義選手(福岡ソフトバンクホークス)から安打をマーク。本塁打の数よりもどの投手を相手にしても柔らかい打撃ができる対応力も素晴らしい選手です。
二塁手
坂之下晴人(大阪桐蔭)
野球で最も重要なポジションとも言われるセカンドを守る名門の守備職人。センバツ決勝の履正社戦では追加点となるソロホームランに、抜けてもおかしくない打球を軽快な守備で捌きます。彼にセカンドを任せれば、一二塁間に心配はなさそうです。
三塁手
安田尚憲選手(履正社)
東が清宮選手ならば、西はこの安田選手。センバツでは清宮選手が打てなかったホームランを放って存在感を見せました。センバツ初戦の日大三戦では、相手エース桜井選手に3打席連続三振を喰らいます。並の選手ならここで心が折れてもおかしくありませんが、5打席目に内角のクロスファイヤーをレフトフェンスまで弾き返し、貴重な適時打。技術だけで無くメンタルも強い!清宮選手との3・4番コンビでとなれば、高校野球ファンにとって夢のような共演となりそうです。
遊撃手
峯村貴希選手(木更津総合)
1年時から注目を集める大型内野手。1年秋に千葉大会優勝・関東大会優勝に貢献し、神宮大会でも大阪桐蔭のエース高山優希選手(現日本ハム)から、先頭打者ホームランを放っています。2年夏の甲子園では打撃不調も、50メートル6秒0の快足を飛ばし二盗を決めるなど、パワーとスピードを兼ね備えた選手です。
外野手
若林将平選手(履正社)
履正社をセンバツ準優勝に導いた主将。センバツ決勝の大阪桐蔭戦では、8回裏2死1.3塁でタイムリーを放つ勝負強さを発揮。履正社では安田選手の後を任されるクラッチヒッターです。
福元悠真選手(智辯学園)
2年春センバツ優勝時の4番で、現在は智辯学園の核弾頭。2年秋には近畿大会準々決勝で、のちにセンバツ優勝する大阪桐蔭のエース徳山選手からホームランを放つ強烈なスイングに注目です。
陶山勇軌選手(常総学院)
WBCで言う青木宣親選手のような存在になりそうです。俊足巧打が持ち味で、とにかく出塁するのが上手い選手。2年夏の甲子園では、近江のエース京山将弥選手(現横浜DeNA)、履正社の寺島成輝選手(現東京ヤクルト)からヒットを放っています。相手投手が嫌がるバッティングのできる選手です。
指名打者
金成麗生選手(日大三)
規格外のパワーを誇る三高の大谷翔平。捉えた打球はスタンドへ真っ直ぐに飛んでいく、その桁外れなパワーは間違いなく頼りになるはずです。指名打者としてクリーンナップに置きたい選手です。