2015年春秋連覇!名門 早稲田大学の強さの秘訣は”甲子園”にあり!?
2016年秋、リベンジを狙う
プロも注目する選手を多数擁する強豪がひしめく東京六大学で、2015年に見事春秋連覇を果たした早稲田大学。通算の優勝の回数も、最多の45回を誇っています。今回は、そんな早稲田大学の強さの秘訣を探ってみました。
2016年秋季リーグでチームの中心を担うと予想されている選手の経歴を見てみると、共通点がありました。
柳澤一輝:広陵
高校時代
広陵進学後に捕手に転向した選手。2年秋に捕手としてレギュラーを獲得し、打率.355の好打率をマークし、中国大会準優勝に貢献しました。3年春のセンバツでは、安楽智大選手擁する済美との延長13回に及ぶ大熱戦で破れました。
3年夏の大会から投手になり、短期間で148キロを計測します。主に抑えとして起用され、3回戦では149キロをマーク。4回戦で5回3分の1を1安打無失点救援の好投を見せるなど、8回3分の1を1失点に抑えています。
大学進学後
最後の夏は、捕手から速球派投手として頭角を現し、早大スポーツ推薦を勝ち取りました。早大進学後は、1年秋からリーグ戦に出場し、法大2回戦で148キロをマークし、3回3奪三振の好リリーフ、新人戦では150キロを計測しました。2年時こそ登板はありませんでしたが、この選手はリリーフ向きで、早大の守護神を任されてもおかしくない好投手です。
大竹耕太郎:済々黌
高校時代
済々黌では1年秋からエースナンバーを獲得した左腕。2年夏の大会では46回を投げ、46奪三振6失点と大車輪の活躍で、チームを甲子園に導きました。夏の甲子園では春夏連覇の大阪桐蔭に敗れましたが、初戦の鳴門を4安打無四球1失点に抑え、22年ぶりの勝利に貢献しました。
新チームとなった2年秋の大会では全試合84回を1人で投げ、県大会準優勝、九州大会準優勝に貢献し、3年春にセンバツ出場。センバツ初戦で強豪 常総学院を2-0と完封しています。
大学進学後
1年秋から主力として登板。1年生ながら、40回を投げて4勝2敗、防御率2.70の好成績を残しています。2年春にリーグ1位となる防御率0.89、4勝をマークし、ベストナインに選出。2年春の選手権では、3勝を挙げて日本一に貢献しています。キレのある130台の速球と多彩な変化球を制球良く投げ、打たせて取る投球ができる左腕です。