硬式クラブチーム、横浜中央クラブの挑戦  〜Ⅱ 悔悟を噛み締めるコールド負け〜

  • 2017/7/1
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「気持ちの入り方で負けている」荒井監督の場合

荒井監督の金港クラブ戦への評価は厳しい。「途中からベンチの会話が消えた。相手をどう攻略するかのチームでの話し合いがなく、個々人が自分の打席のことで精一杯になった。向こうが小刻みに点を取る中、諦めムードができてしまっていた」「バッティングの差もピッチャーの厚さの違いもある。ただそれ以上に、気持ちの入り方で負けている。飲まれちゃって自分たちの戦い方ができていなかった」。

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金港クラブ戦だけではない。横浜中央クラブは、自分たちの勝ちパターンを見いだせていない。同等の相手と互角の戦いができない、そして格上の相手であれば接戦に持ち込むことができていない。ここ数年、勝ちパターンがないまま試合をこなすだけになってしまっている。メンバーこそ変わっているもののこの流れを作れば勝てる、というものがない。欲しい時に点が取れない。

「今は選手と距離を持って見ています。1・2ヶ月自由にやらせてみて変わるものがあるのかみたい。ただやってるだけならやめてもいいよって言ってる」

次の公式戦まで3ヶ月しかない中で、荒井監督は荒療法に出た。自分たちで変わることを掴まないと、染み付いた気質は抜けない。

荒井監督

選手の怪我で急遽選手として出場した荒井監督

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打倒、金港 夏の陣へ

勝ち方を見出す、というのは難しい。知らない状態から知っている状態への壁は、他者から言葉でセオリーを伝えられても、常にそれが体得できるとは限らないからだ。自分で味わってみて経験しなければいけない。メンタル面での勝負とは経験による差でもある。勝ち方を知っている、それこそが王者の証なのである。

今季の公式戦は、残すところ一大会の関東クラブ選手権のみ。その神奈川県予選では、きっとまた金港クラブに当たることになるだろう。金港クラブに勝たなければ、本戦への出場はない。

荒井監督は言う。

「うちは勝てる力を持ったメンバーがいる。いい素質を持った選手がちゃんと揃っている。練習量もこなしている。でも、勝ち方を知らない。勝ち方を知れば尖るチーム。今は壁にぶちあたっている。・・勝てる、次は」

崩壊直前からから立ち直ったチーム、横浜中央クラブの成長がホンモノかどうか、この夏問われることになる。

トレーナー

トレーナーも加わり、夏を目指すチーム

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★続報は8月に掲載予定です★

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