『死のロード』ってなに?過去の実績からみる本当の戦い
- 2014/8/26
- プロ野球
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死のロード
高校生のための夏の甲子園大会が開催される期間、阪神タイガースは甲子園球場での試合を行わず、長期的なロードの試合を戦うこととなります。ホームである甲子園で試合を行うことが出来ず、長い遠征を強いられます。そして、厳しい戦いが続き、過去にはこの時期に負けが先行してしまい、上位争いから脱落してしまうことがありました。そのため、この時期は「死のロード」呼ばれていました。
「もう『死のロード』なんて言うな」
しかし、2002年に星野監督の一言で、メディアなどでは「長期ロード」という呼ばれ方をすることが多くなりました。また、現在は京セラドームにて主催試合を行うことが出来るため、長期遠征による「死のロード」の印象も薄まりつつあります。
実際の戦績は?
2013年、巨人と首位争いを演じた昨年の長期ロードとその後の戦績
- 長期ロードの成績:14勝9敗
- 9,10月の成績:10勝18敗2分け
長期ロードは6つの貯金を挙げたものの、その後に大きく失速し、2位に終わります。
2005年の戦績
- 長期ロードの成績:10勝9敗1分け
- 9,10月の成績:19勝6敗1分け
長期ロードではほぼ五分の戦い。9、10月にラストスパートをかけ、リーグ優勝を勝ち取りました。
本当の戦いは「死のロード」後の秋にあり
昨年、そしてリーグ優勝を果たした2005年を比べると、長期ロードがシーズンの失速の原因と単純には結論づけられないことが分かります。2003年も長期ロードでは負け越しています。むしろ、長期ロード後の9、10月の戦いでシーズンの順位に命運が左右されるようです。長期ロードはファンにとって応援しずらい期間のためもどかしい気持ちになることもあってか、シーズンの成否に影響を与えている印象が強いのかもしれません。
今年は長期ロード最後が首位攻防戦!
今年の長期ロードの戦績は8月24日試合終了時点で10勝8敗とまずまずの成績を収めています。そして、26日からは長期ロード最後の3連戦に巨人との首位攻防戦が控えています。昨年も同じく長期ロードの最後の3連戦に巨人と首位攻防戦が行われました。昨年は巨人に3連敗を喫し、その後の首位争いに大きく響くこととなりました。
巨人との3連戦、そして9、10月の阪神タイガースの戦いに目が離せません!
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