2年連続最下位から優勝へ!「持ってる男」楽天 新監督 梨田昌孝ってどんな人?
- 2016/4/5
- プロ野球
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「逆転サヨナラ満塁」球史に残るドラマの指揮をとった名将
2016年から東北楽天ゴールデンイーグルスの指揮官となった梨田昌孝監督。普段は会話をダジャレを交え、飄々と構えていますが、これまで、記憶に残る名シーンとともに、近鉄と日本ハムをリーグ優勝に導いてきました。今回は、梨田監督の現役時代と共に2度のリーグ優勝を振り返り、その人物像に迫ってみました。
現役最後のヒットは伝説の「10.19」は土壇場同点タイムリー
現役時代の梨田監督は近鉄一筋16年。捕手として活躍し、個人タイトルではベストナイン・ダイヤモンドグラブ賞を共に3回。打席で両腕をクネクネと動かす「コンニャク打法」で勝負強い打撃を発揮しました。
その勝負強さを象徴するエピソードがあります。それは、今も語り継がれる伝説の「10.19」優勝をかけたロッテとのダブルヘッダー。梨田選手は、9回の土壇場で同点タイムリーを放っており、このヒットが現役最後のヒットでした。
まるで漫画!?近鉄・日本ハムでの優勝&2度の逆転サヨナラ満塁ホームラン
梨田監督は今回の東北楽天で采配を振るうのは3球団目。2001年の近鉄バッファローズと2009年の北海道日本ハムファイターズで2度の優勝経験があります。いずれも就任2年目にリーグ優勝を果たしています。キーワードは「逆転サヨナラ満塁ホームラン」。
2001年には、近鉄 北川博敏選手が代打逆転満塁ホームランを放ち、リーグ優勝を決め、
2009年には、スレッジ選手の逆転サヨナラ満塁ホームランでクライマックスシリーズ第2ステージ第1戦を制しました。
ダジャレ効果で運を呼ぶチーム作り
梨田監督
「相当期待したい。いい“お声”をかけたい」(オコエ選手の交渉権獲得にて)
オコエ瑠偉選手
「楽天さんよりお声がかかりましたオコエ瑠偉です」(入団会見にて)
梨田の代名詞は「ダジャレ」。そこには梨田流の神髄があります。長いペナントの中で、つらい時やしんどい時に「暗くならなくていいんだよ」というメッセージを発信しているといいます。キャッチャー出身という事もあり、選手の掌握術に長けており、そこにダジャレを取り入れることで、地域もチーム性も違う2チームで優勝に導いたといえるでしょう。ポジティブな雰囲気がチームに勢いをもたらし、勝負所で運も味方する、梨田監督らしいチーム作りです。
そして、もう一つ楽天と梨田監督の間には運命めいたものがあります。球界再編により消滅した近鉄の最後の監督が梨田監督。そして、新たに新設された楽天には近鉄の遺伝子が存在します。数奇な運命を辿り、「持ってる男 梨田昌孝」が、日本一を狙い、指揮をとります。
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