『トルネード投法』から『ザトペック投法』まで!?歴代の名物投法を集めてみた
- 2015/11/24
- プロ野球
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名物投法は様々な工夫から生まれた!
プロ野球を見るときに楽しみの一つといえるのが多種多様な投手の投球フォームです。そこで、今回はプロ野球史上に残る『名物投法』を集めてみました。
野茂英雄「トルネード投法」
プロ野球史上に残る名物投法と言えば、野茂英雄投手の『トルネード投法』を挙げる人も多いでしょう。竜巻のごとく身体を捻りながら打者へ投げ込んでいくその姿を指して『トルネード(竜巻)』と呼ばれました。メジャーリーグに野茂投手のような投球フォームの投手はおらず、現地の実況でも『tornado(トルネード)』という言葉が使われていました。メジャーでは新人王、2回の最多奪三振を獲得するなど通算123勝。日米の野球の歴史を塗り替えたまさにパイオニアです。
村田兆治「マサカリ投法」
通算215勝を挙げた村田兆治投手の代名詞が『マサカリ投法』です。左足を真っ直ぐ下まで降ろし、そこから大きく腕を振り下ろす姿がマサカリを振り下ろす姿に似ていたことから、新聞やファンの中でこの名が定着しました。入団1年目に打ち込まれてショックを受けた村田投手が、『球の乗りが悪い』という自らの弱点を克服するために研究を重ね編み出した投球フォームです。
村山実「ザトペック投法」
『二代目ミスタータイガース』村山実投手の代名詞となったのが『ザトペック投法』です。全身を使い闘志むき出しで打者へ向かっていくその投球が、『人間機関車』と呼ばれた陸上長距離選手のエミール・ザトペックにちなんで『ザトペック投法』と呼ばれました。1970年にはシーズン防御率0.98を記録し、この記録はセリーグ記録として今も破られていません。
岡島秀樹「あっち向いてホイ投法」
日本ハムやレッドソックスで活躍した岡島投手の「あっち向いてホイ投法」も有名です。巨人時代の鹿取投手コーチは、特異なフォームと言われていた岡島投手のフォームを『彼にとって一番良い投げ方』とそのままのフォームで活かす方針を取りました。2010年にはアメリカのスポーツ専門サイトが選出する『メジャーリーグ史に残る個性的なフォームランキング』で第4位にランクインされました。
山内泰幸「UFO投法」
1994年広島にドラフト1位で入団した山内投手と言えば、『UFO投法』で有名でした。右肘を高く上げる独特の投球フォームがピンク・レディーの楽曲『UFO』の振付けに似ていたことからこの名が付きました。肘が高く上げる癖を治すために野茂投手の『トルネード投法』に挑戦していましたが、コントロールを修正するために『UFO投法』が誕生しました。入団1年目の1995年には14勝を挙げ、新人王を獲得しました。
他にも存在する名物投法
上記の5人を除くと、山田久志投手の『サブマリン投法』や多田野数人選手の『ガチョーン投法』などユニークな投法は沢山あります。いずれも、プロ野球という厳しい世界で生き残っていくために工夫を重ねた投球フォームばかりです。
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