いてまえ恐怖の破壊力!2001年大阪近鉄バファローズってどんなチーム?
- 2014/10/2
- プロ野球
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打撃力だけで優勝したチーム?
「今日は打撃陣が投手陣を助けましたね」
このような実況を聞いたことはあるでしょう。
しかし、
「今年は打撃陣が投手陣を助け、優勝を果たしましたね」
と、このようにチームの一年を総括されたチームがありました。
野球は相手よりも1点でもリードしていれば勝利することの出来るスポーツ。通常は投手陣を中心とした守備が強いチームの前提となってくるでしょう。しかし、2001年の大阪近鉄バファローズは違いました。そうです、打撃力だけでリーグ優勝を果たしたチームなのです。
驚異的な破壊力を誇った「いてまえ打線」
2001年の近鉄のオーダー
- 大村直之 打率.271 16本 53打点
- 水口栄二 打率.290 3本 30打点
- ローズ 打率.327 55本 131打点
- 中村紀洋 打率.320 46本 132打点
- 礒部公一 打率.320 17本 95打点
- 吉岡雄二 打率.265 26本 85打点
- 川口憲史 打率.316 21本 72打点
- ギルバート 打率.267 6本 24打点
- 的山哲也 打率.177 5本 25打点
打撃の特徴
- チーム打率.280、本塁打数211本、770得点はいずれもリーグ1位。
- 2番の水口選手リーグトップの犠打でチャンスメイク。
- ローズ選手・中村選手の驚異の101本塁打コンビ。ローズ選手は当時のシーズン最多本塁打記録である55本を放ち本塁打王、MVPを受賞。中村選手は打点王に輝く。
- 5番を打つ磯部選手はリーグトップの得点圏打率.417を記録。
- 主力選手から「動かれると打ちにくい」という声が出たため、盗塁数はリーグ最下位の35個
一方の投手陣は・・・
- リーグ最下位のチーム防御率4.98
- 二桁勝利を挙げたのは前川勝彦投手とバーグマン投手のみ
- チームトップの12勝を挙げた前川勝彦投手は防御率5.89
それでも猛牛はドラマティックに快進撃を続けた!
- 78勝中、逆転勝ちで41勝。
- 9月24日、中村選手が当時西武ライオンズの松坂大輔投手から逆転サヨナラツーランホームランを放ち、優勝へのマジックを1とします。
- その2日後のオリックス・ブルーウェーブ戦、5対2とリードされた9回裏に、北川博敏選手が代打逆転サヨナラ満塁優勝決定本塁打を放ち、優勝を決めます。
その実況がこちらです。
「今年の近鉄は何かが起こった!なんと、逆転サヨナラ満塁ホームラン。代打北川!これ以上の出来事はない大阪ドーム!
帽子を投げ捨てた北川!中村走った!北川を出迎えた!
しっかりと踏め!しっかりと踏めよ!ちゃんと踏めよ!
ホームイーーン!!!」
文章からでも、その興奮が伝わってきます。
梨田昌孝監督の祈りシーン
梨田昌孝監督のベンチで手から祈りを送る様子は話題となり、その効果もあったのか、プロ野球史に残るドラマティックなチームとなりました。2001年の近鉄のように、ファンを楽しませてくれる、個性的なチームがこれからも増えてほしいですね!
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