「次元が違う」と言わしめたイチローの新兵器『ビモロスパイク』とは?
道具も一新?!
2015年から新天地マイアミ・マーリンズでプレーしているイチロー選手。そのフレッシュな気持ちを表現するように、イチロー選手は今季道具を大きく一新しました。イチロー選手はバットは黒から白へ。グラブも黒からチームカラーのオレンジへ。
そして、スパイクもアシックス社のスパイクから、ワールドウィングが開発したビモロスパイクへと変わりました。
95年にアドバイザリー契約を結んで以降、20年間アシックス社のスパイクを愛用してきたイチロー選手。その慣れ親しんだスパイクではなく、2015年シーズンから使用している「ビモロスパイク」とは、いったいどんなスパイクなのでしょうか。
初動負荷理論『ワールドウィング』
ビモロスパイクを開発したワールドウィングは鳥取県にあるスポーツジム。以前からイチロー選手は、ワールドウィング創設者の小山氏が提唱している初動負荷理論を元にしたトレーニングを取り入れており、イチロー選手のプレーの土台となっていました。
「僕の野球生活では外せない人。しっかりと支えてもらっている存在。僕自身のことは僕が分かっているようで分からないこともたくさんある。これだけ長い間、僕の体のこと、気持ちのことも知っている人はいない」
イチロー選手は代表の小山裕史氏についてこのように語っており、全面の信頼を置いています。
『ウサイン・ボルトの走りをイメージした』ビモロスパイク
100メートル9秒58の世界記録を持つ『人類最速の男』ウサイン・ボルト氏の「薬指から着地して母指球に力を伝える」という着地を再現したというこのスパイク。国際特許を取得したソールによって、薬指から着地することが可能になったといいます。
靴底に着いている歯も一般的なスパイクが6~9本なのに対し、ビモロスパイクは13本。これにより、バランス性や瞬発力を高くキープできといいます。それでいて片足270グラムという軽さをキープしています。アドバイザリースタッフとして中日の山本昌投手の意見も参考にして作られ、本人も2013年から使用し、サンフランシスコ・ジャイアンツの青木宣親選手も2015年から使用しています。
スピード感溢れるイチロー選手のプレーにとって、足元を支えるスパイクは重要な存在です。
「これまでとは全く感覚の異なる、次元の違うもの」
イチロー選手にそう言わしめた「ビモロスパイク」そんな異次元のスパイクを着用したイチロー選手は、2016年、どんなプレーを見せてくれるのでしょうか。目が離せません。
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