『シーズン3割』『3打席連続ホームラン』球史に残る打撃の良いピッチャー
- 2016/1/8
- プロ野球
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まさに9人目の野手!
近年のプロ野球界の大きな話題といえば、日本ハムファイターズの大谷翔平選手が挑戦している二刀流。
大谷選手のように野手と投手の二刀流という形ではないにしろ、これまでのプロ野球において打撃の良い投手は意外にいたりします。
今回はその中でもプロ野球史に残る打撃の良い投手を選んでみました。
桑田真澄
『打撃の良い投手』というと桑田選手のことをイメージする人も多いと思います。プロ入団前から打撃の良い投手として知られており、甲子園通算本塁打6本は、PL学園、巨人時代のチームメイト、清原和博選手に次ぐ2位の記録です。巨人で記録した通算打率.216は1951年以降にプロ野球入りした投手の中で歴代最高の数字です。
堀内恒夫
通算203勝を挙げ、V9時代の巨人のエースとして君臨した堀内選手ですが、プロ通算21本塁打を記録するなど打者としても一流でした。1967年10月10の広島戦では投げてはノーヒットノーラン、打っては3打席連続本塁打という伝説の記録を残しています。投手による3打席連続本塁打は史上唯一の記録です。
前田健太
2015年の沢村賞投手、前田健太選手もバッティングの良い選手です。PL学園時代には高校通算27本塁打を放っています。2015年シーズンもエースとして15勝を挙げる傍ら、投手ながら1本塁打、打率.194、9犠打、を挙げ、『9人目の野手』としての役割をしっかり果たしました。
トレイ・ムーア
2002年に阪神タイガースに加入し、2003年のリーグ優勝に貢献したムーア選手、在籍期間こそ短かったものの、プロ野球史上に残る打撃の良い投手と言えるでしょう。2003年にはシーズン打率.326という野手顔負けの数字を残し、オールスターのファン投票では、一塁手部門で3位にランクインされるという珍事も起こりました。
川上憲伸
2004年に沢村賞、2004年と2006年には最多勝利を獲得するなど、2000年代の中日のエース川上選手もバッティングの得意な投手でした。中日時代は広いナゴヤドームを本拠地としながら8本塁打を記録しました。メジャーリーグ、ブレーブスに所属していた2009年シーズンには日本人投手初となる代打での出場を果たしました。
バルビーノ・ガルベス
1996~2000年まで巨人に所属し、数々の乱闘騒ぎを起こすなど、トラブルメーカーとしても有名だったガルベス選手。1999年には巨人史上初となる外国人開幕投手を務める傍ら、打撃の良さにも定評がありました。在籍5年で10本塁打を記録し、1999年シーズンには満塁本塁打を2本打ちました。これはプロ野球史上ガルベス選手しか成し遂げてない記録です。
『打撃の良さ』はエースの条件!?
いずれの選手もベースにあるのは、投手としての確かな実績で、エースと呼ばれる人達が多く並んでいるのが分かります。プロ野球史上に残る名捕手、野村克也さんは『エースになる人は共通してバッティングが良い』という持論も持っているそうです。これまで紹介した選手以外にも投手としての通算最多本塁打記録を待つ金田正一さんや、『平成の怪物』松坂大輔選手などバッティングの良い名投手はたくさんいます。
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