「アメリカ野球殿堂入り」から「平成の牛若丸」まで!球史に残る好プレー6選
野球ファンを楽しませる『華麗な守備』
野球というスポーツを観る上で楽しみにしているポイントはどこでしょうか?
華麗なホームラン、しのぎを削り合う先発投手の投げ合い、個人のタイトル争いなど様々な楽しむポイントがあると思います。その中でも野球ファンを楽しくさせてくれるもの一つに『華麗な守備』が挙げられると思います。
野球というスポーツは一点を相手よりいかにして多く取るか、またいかに相手に一点を取らせないかという二つの面が表裏一体となっているスポーツです。相手に点を取らせないための守備はチームを助けてくれるだけでなく、観ている人も楽しい気持ちや悔しい気持ちにさせてくれます。
そこで今回は球史に残る守備における好プレーを集めてみました。
山森雅文(元阪急)
日本プロ野球界における好プレーとして外せないのが元阪急ブレーブスの山森雅文選手のプレーです。1981年9月16日に阪急西宮球場で行われた阪急対ロッテ戦でレフトとして先発した山森選手は、ロッテ弘田選手が高々と放ったフライをフェンスによじ登りキャッチするというスーパープレーを見せました。
ドーム球場が増え、フェンスの高さも高くなっている現在の日本野球界でこのようなプレーを目にすることは難しくなってしまいました。このプレーで山森選手は、日本人として初めてアメリカ野球殿堂入りを果たすという偉業を成し遂げました。
井口資仁(ロッテ・マリーンズ、元ホワイトソックス、ソフトバンクなど)
現在ロッテでプレーする井口選手がメジャー・リーグ、ホワイトソックスに在籍していたシーズンで魅せたスーパープレーです。ピッチャーの後ろに転がった内野安打確実と思われた打球に対して、体勢を崩されながらキャッチし、宙に浮いたまま一塁へ送球しアウトにするという驚異的なプレーでした。2006年には『ベースボール・アメリカ』誌で発表された「最も守備に定評のある内野手」ランキングで2位に選ばれました。
平野恵一(元オリックス、阪神)
オリックス、阪神でプレーし、2015年シーズンをもって現役を引退した平野選手。彼の代名詞といえば故障を恐れない全力プレー。それはオリックス時代に2006年シーズン、ロッテ戦で見せたこのプレーが象徴しています。ファールフライを追いフェンスに激突しながらもボールをキャッチ。選手生命を脅かしかねない重症を負いましたが、阪神移籍後の2008年シーズンに復活し、見事カムバック賞を受賞しました。
英智(元中日)
1999年から2012年まで中日一筋でプレーした英智選手もプロ野球史に残る守備力の持ち主でした。2004年に落合博満監督が就任すると、オレ流野球の一つでもある「一芸に秀でた選手」の一人として重宝され、ゴールデングラブ賞を獲得しまいました。2004年シーズンのレフト英智選手、センターアレックス(元中日、広島)選手、福留選手(現阪神)からなる外野手トリオは鉄壁の守備力を誇り、他球団の脅威になりました。
小坂誠(元ロッテ、巨人)
ロッテ、巨人でプレーした小坂選手のショートでの守備力もプロ野球史に残るものと言えるでしょう。「平成の牛若丸」とも呼ばれ、その守備範囲の広さから「小阪ゾーン」という言葉まで生まれました。
「小坂さんがいると毎試合ヒット一本を損する」
ダイエー、ソフトバンク時代にロッテとの対戦がある城島選手はこのように語っていました。
井端弘和(元中日、巨人)×荒木雅博(中日)
最後に紹介するのが2015年シーズンで現役を引退した井端選手と、中日でプレーする荒木選手の「アライバ」コンビが見せた芸術的なコンビプレーです。センター前に抜けようかという当たりをセカンドの荒木選手がキャッチすると、ショートの井端選手へグラブトスすると、ボールを受けた井端選手が回転しながらファーストへ送球し、アウトになりました。2004年から2009年まで5年連続ゴールデングラブを受賞するなど、鉄壁の二遊間は中日の大きな武器となりました。
楽天ドラ1ルーキー・オコエ瑠偉に期待
以上のプロ野球史に残る6つのプレーを紹介してきました。現在のプロ野球界では2015年に関東第一高校からドラフト1位で楽天に入団したオコエ瑠偉選手に注目です。抜群の身体能力を誇り甲子園を沸かせたその守備力をプロの世界でどれだけ発揮してくれるのか。楽しみにしていたい選手の一人です。
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