通算511勝の怪腕!?伝説の大投手サイ・ヤングってどんな投手?
- 2016/1/28
- メジャーリーグ
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メジャー史上最も多く投げ、最も多く勝った投手
通算511勝316敗、防御率2.63、2803奪三振?!
歴代最多勝利記録をはじめ、不滅の大記録を数々持つサイ・ヤング投手。その名は「サイ・ヤング賞」として、現在でもその年一番輝いたピッチャーに贈られる賞の名前として残っています。サイ・ヤング投手とは一体どんなピッチャーだったのでしょうか?
『サイ』クロンのような速球
威力のある速球とドロップを武器に、17歳の時に既にセミプロチームに入団していたデントン・トゥルー・ヤング投手。ある試合での暴投が木製のバックネットを破壊し、その日以来ヤングの速球は「サイクロン(竜巻)」と呼ばれるようになり、「サイクロン・ヤング」というニックネームに。その後に略されて「サイ・ヤング」と呼ばれるようになりました。サイ・ヤングは本名ではなかったんですね。
デビュー3年目に36勝 初めてのタイトル受賞
プロ入り当初のヤングは初年度こそ9勝と苦しみましたが、翌年から徐々に本領を発揮します。
3年目:36勝 12敗 48完投 9完封 防御率1.93 168奪三振
25歳となった3年目には圧倒的な成績で最多勝・最優秀防御率のタイトルを手にしました。
ア・リーグ初の完全試合達成
創設されたばかりのアメリカンリーグのボストン・アメリカンズへ移籍したサイヤングは、移籍1年目の1901年に投手三冠(33勝 158奪三振 防御率1.62)を獲得すると、37歳となった1904年にはアメリカン・リーグ初の完全試合を達成。その後もエースとして君臨し続け、草生期のリーグの人気を支えました。
44歳まで投げ続け、数々の大記録を打ち立てる
- 15年連続300イニング登板
- 20勝以上15回・30勝以上5回
- 最多勝 5回 最優秀防御率 2回 最多奪三振 2回
- メジャー歴代最多 先発登板(815)完投(749)勝利(511)敗戦(316)対戦打者(2955)投球回(7356)被安打(7092)自責点(2147)
サイ・ヤング投手は年齢を重ねてからも常に第一線で活躍し、42歳となった1909年にも19勝・防御率2.26をマーク。44歳までメジャーリーグでプレーしました。
偉大なる「サイ・ヤング賞」
入団当初からは豪速球を武器に圧倒的な成績を残し、年齢を重ねてからもマウンドに君臨し続け、勝ち星を積み重ねたサイ・ヤング投手。2016年、そんな伝説の大投手の名が付けられた「サイ・ヤング賞」の受賞を、田中将大投手や前田健太投手をはじめ、メジャーリーグで戦う日本人投手たちに期待しましょう!